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【感想】「新世界」 著:西野亮廣さん

こんばんは!新人ブロガーのサカイカオリです🌱
今回は突然なのですが、今話題の西野亮廣さんの「新世界」の本がとても印象が残ったので、記事に残したいと思います!

■新世界に出会った経緯

旦那が西野さんの大ファンで、「紀伊国屋で本を買いたいから付き合って!」とせがまれて一緒に紀伊国屋に足を運んだのがきっかけです。またなにか自己啓発系の本でも買うのかなーと軽く思っていたら、その考えは紀伊国屋に入ってすぐに崩されました。

「サイン本が売っている!」

初めて見た光景に圧倒され、西野さんの思考をもっと知りたくなりました。(このとき、完全に虜です!笑)

ちなみに、西野さんがサイン本を店頭に並ばせた理由は個人的にこんな理由だと勝手に推測しています。

(1)サイン本を提供することで、サロンメンバーとの距離を保ち、サロンのファン数を保ち続けるため。
(2)発売当初から販売刷数を伸ばすことによって、出版社や販売店と交渉がしやすくなり、広告効果が臨めるため。

この辺り、実際はどうなのでしょう? いつか西野さんやスタッフの方にお会いできたら、聞いてみたいトピックです。

■私が本から学んだこと

伝えたいポイントは多くあるけれど、私がこの本で思った視点は3つです。
① 自分の名前で勝負していく時代がきている

“会社に所属してしまうと、会社の事情で場合によっては『面白くないこと』に参加しなければいけなくたって、信用を落としてしまうではないですか。”

自分のスキルを特化させて、好きなことを仕事にして没頭させる方がいいと改めて考えさせられました。今までは、「名のある大企業に入って、親を安定できる収入を得ることが良い。」と思っていたけど、やっぱり違うよなって思いました。実は私は1年前にようやく気づいて、行動に移していました。でもそれは実は正しいロジックであると、今回の本に励まされたのです。

大企業にいるとき、「スキルなんてどうでもいいから、目の前の事務を正しくすればいい。」そんな上司のセリフにうんざりして退職し、自分で生きていくためのスキルを磨くために転職しました。このままではその企業でしか仕事ができない人間になると思ったから、早くそこを抜け出したかったのです。私は将来的に旅をしながら拠点を選ばず仕事がしたいので、必然なのです。きっと私のようなノマドワーカーを望む人は時代と主に多くなって、将来的にはヒッピーが持つ世界観に多くの人が着地するのだと思っています。

② プロボノ組織でのシステムの導入
西野さんが考案された「レターポット」は有用なシステムだと思います。
私のような一般人(本の座標軸でいえば、左下・左上(認知度も信用も低い・高い)は、信頼も認知度も得るための戦略を描くことも実行に移すことも難しいけれど、レターポットは多くの人が“信用”を得られやすい環境にするもので、多くの人が導入できるサービスと思ったのです。

現在、私の勤めている企業では、類似のサービスにuniposというサービスを使用しています。このサービスも面白くて、感謝を伝えたい相手にお金とメッセージ両方を感謝の気持ちを伝えることができます。ただ一つ問題があって、贈り主に全く利益は還元されることはないのです。最初は会社の半数以上も使っていたけど、今では利用率が減っていきて、贈る相手・贈り主どちらも満たされるサービスがいいよなってユーザー視点で思いました。

また、私は普段、NPO法人SAMURAI MEETUPSにて、プロボノのメンバーと一緒にメディアを作っています。メンバーは基本無報酬で動いてくれます。だからこそ、誰かが作業をしてくれると、謝の気持ちは必ず伝えているのだけど、評価の手段として本当にこれでいいのかなって思うときがあるのですよね。自分の気持ちを対価として贈る、このサービスは個人同士のやりとりでも、法人内でもかなり有用で助けてくれるサービスと思いました。

③ 描こうとしている成果物を達成させることに集中する
メディア運営にあたり、同世代の優秀なメンバーが一緒に開発に取り組んでいるのですが、まずは自分が先頭に立って作りたい世界を大きく描く、そして成果を出し続ける。これは絶対に達成しなければと励まされました。

“圧倒的な作品をコンスタントに発表できる力”
“心を奪えば奪うほど魅力的な未来予想図は現実化する。
お互いに結果を出し続けて、お互いにメリットを与え続けられる状態を作っておかないと、一緒にいれる時間が減っちゃうんだよ”

とりあえず、私はこれから、“人に優しく”・“プロフェッショナル”にいきていきたいと思います。

最後に、西野さんが所々、テレビのコメンテーターに対して、

“口内炎にでもなって黙ればいいのに。”

と吐き捨てている場面が個人的に距離感も近く感じて一番好きでした。

これからの時代を生きる、10・20代は必読書ですね。


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