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早起きは三文の徳?

こんにちは!『スクールソーシャルワーカー』さーやです。

「わたし、もうこれ以上早く起きれないです(泣)」

と、先生からSOSがありました。

ようよう聞くと、ひとりの子(Aさん)が毎日朝早く登校しているのですが、その時間をさらに早めたいと保護者からの要望があったようです。

Aさんは登校時、誰かに会うと学校に行けないとの理由で、現状みんなより早く登校しています。

先生も本人の意思を尊重し、Aさんに合わせて早く出勤しています。

それが今回、さらに早く登校したいと要望があったようです。

保護者からは「本を読んでいるので、一人でも大丈夫です」と言われたようですが、

先生の立場からするとそんなわけにもいかない、

どうしたらいいのか?という相談でした。


Aさんは去年まで不登校で、現在頑張って登校している経緯もあって、

できる限り応援してあげたいと言う思いと、

目覚まし時計のアラーム設定時刻のはざまで、毎晩葛藤している先生の姿を想像すると何とも複雑な気持ちになりました。


日本の教員の過重労働は報道などでも知られていますが、リアルに心配です。

先生たちの生徒への想いだけで成り立っている現状は、わたしですら変だなと思っているので、きっと今後検討されていくとは思いますが、

今、目の前の生徒とのやり取りで困っている先生になんて声をかけたらいいのか。


・教師なんだから、生徒の頑張りに答えてあげたらいい。

・教師も1労働者。法律に則って粛々と対応すればいい。

・色んな先生に協力してもらって一人で対応しなければいい。


などなど、色んな意見があると思います。

でもそんなことは、相談している先生も百も承知で、それでも決めかねているから相談してくれていると考えると、「こうしたらいい」と簡単には言えませんでした。


結局わたしが、お願いしたことは、

・先生が後々後悔しない選択をして欲しいこと

・どれを選択するにしても、一定の期限を設けること

・決めた方針は必ず保護者と共有すること

この3つです。


後悔しない選択はもちろんですが、子どもを取り巻く環境は日々変化します。

今日は早い時間の登校を希望しても、明日はそれがプレッシャーになるかもしれない。

そんな時、柔軟に変化に対応できるよう保護者と方針を共有することは非常に重要だと思っています。


結局、管理職とも相談し、1学期は本人の意思に寄り添う方針で進める事が決定しました。


先生の目覚まし時計のアラームが何時になったのか?


怖くて聞けませんでしたが、

少しはスッキリした様子だったので、陰ながら応援しようと思います。

明日、あま〜いチョコレートでも差し入れしようかな〜♫ 笑


スクールソーシャルワーカーってえこんな仕事。

今日も1日楽しかった〜🤗

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