子供たちの将来なりたい職業ランキングの上位に
当たり前のようにランクインするなど、
発信者として多大な影響力を誇るYouTuber。

日々膨大な本数の動画がオンライン上にアップされ、
何百万、何千万人もの人々がその動画を視聴している。

動画で取り上げた商品が品薄状態になるなど、
その市場価値はかなり高いと言える。

そんなYouTuberの再生回数に目を付けたドイツの自動車メーカー、
オペルがとても理に叶ったキャンペーンを行っていました。

内容は、一言で言うと、

「試乗動画の再生回数分だけ車が安くなるキャンペーン」

試乗動画がバイラルすればするほど車が安くなる。

参加者は自ずとバイラルするためにあの手この手で
面白い試乗動画を作ります。

結果、勝手にオペルの車を宣伝するバイラル動画が
大量に制作されていくという仕組み。

試乗へのモチベーションと、話題化の両立が素晴らしいと感じました。

【クライアント】
OPEL / 自動車メーカー

【参考URL】
https://vimeo.com/236098595

【想定オリエン / 目的】
車内でインターネットを楽しめる新車種の話題化を図りたい

【想定ターゲット】
車内でインターネットを楽しみたい層
(若年層)

【想定インサイト】
企業の公式動画より、YouTuberなど素人が上げるレビュー動画の方をみんな信用している

【想定コアアイデア】
試乗レビュー動画の視聴回数だけ車がディスカウントされる

【エグゼキューション】
オペルから発売される、オンライン対応車の試乗キャンペーンを開催。
試乗のレビュー動画をアップし、その動画の再生回数に応じて、
購入価格をディスカウントするというインセンティブを設ける。
バイラルすればするほど安く車を買えるという、今までなかった
付加価値で話題化を図る。

【所感】
レビュー動画の再生数をインセンティブに変えられるという試みの新しさが面白い。
試乗するモチベーションにも繋がり、勝手に宣伝していってくれるという設計がすごく理にかなっている。