不登校だった息子の二学期。サンタさんは、君がいい子だって知ってるよ。

二学期から本格的に不登校になった息子。
行き渋りとか、学校に行く、行かないの
すったもんだもそれ程なく、清々しいまでに
完全不登校になった。

そもそも、私自身が学校に行けなくても
大丈夫と思っていたのと、学校に行っては、
お腹痛いとか、顔にポツポツができて
いる息子をみて、「そんな想いをして
まで行かなくてよくない?」と感じた。

まずは、子どもが元気でいてくれる事。

それを第一に考えようと思った。

それでも、「学校行かなくてもいいから、
勉強だけはしよう」と夫も言っていたし、
私自身も学校行かなくてもいいから、
勉強は、してくれるといいなぁと思って
いたが、学校に行けなくなる位の子は、
そもそもエネルギーが切れてしまって
いるのだから、勉強どころではない。

それがやっぱり普通の親は、わからない。
夫とも度々、口論になった。

息子は、学校に行かなくなって、
すっかり色々な事に意欲をなくして
いたので、暫く好きな事だけさせて
みようと放っておいたら、ずっと
YouTubeをみたり、アニメを観たり、
ゲームをしたりと伸び伸びと過ごして
いた。

それでも定期的に夫から
「学校行かなくても勉強はしようよ」と
言われ、夫と息子の間に立ち、どっちの
気持ちもわかるけど…と思いながらも
なんとか息子の気持ちに寄り添うように
夫に話ながら、息子の好きなように
やらせていた。
それでも私自身も
「このままでいいのか?」と葛藤を
繰り返していた。
イライラを息子にぶつけたりもした。

でもやっぱり息子の笑顔と元気が一番と
思いながら、スタディサプリに入って
みたり、先生から届けられる宿題を
ちょっぴり促したり、学校の相談室に
息子を連れて行ったりしていた。

いつからか、元気でいてくれれば
いいなぁ本当にそう思えた。

不登校の親になって感じた、一番の
不安は、きっとゴールが見えない事
なんだと思う。

いつまでこの生活が続くのだろう?と
いう不安。
ずっと、学校に行かなくて好きな事
しかしないでいて大丈夫なんだろうか?
という不安。

それ以外にもたくさんの不安を
不登校の保護者は、感じている。

普通に学校に通っていれば、
やっている体験が著しく欠けてしまう
不安。

世間から取り残される不安。

この先、自分の子どもは、どうなって
しまうんだろうという不安。

兎に角、あらゆる事に不安を感じて
しまうのだろうと思った。

そして、親の不安は、子どもにも
簡単に伝染する。

そんな不安を少しでも取り除けると
いいなぁと思う。

私の周りにいる不登校の保護者の
方は、もちろん、色々なことに
不安を持っていながらも子ども達が
どうしたら幸せに過ごせるのか?
そんな事を考えている人が多いように
思う。
そんな方達に励まされながら、
息子の不登校を見守る事ができた。

私自身、息子のことで全然不安が
ないと言えば嘘になる。

だけど、子どもは、元気に笑っているし、
ご飯もきちんと食べているし、毎日、
外に遊びに行くようにもなったし、
ほんのちょっとだけだが、勉強も
するようになった。

だから、きっと大丈夫と思える。
この先も学校に行けなかったとしても、
それでも元気でいてくれたら、何とか
なるんじゃないかと無根拠に信じている。

私の取り柄は、それくらいしかない。
無根拠にどうにかなると思える力。
それを子ども達にもつけて欲しい。

本当、どうにかなるから。
そう思えさえすれば。
私の人生は、ほぼそれで成り立っている。

息子は、自分以外の人を心配したり、
悪を憎んだり、やさしい気持ちが
あることがとても素敵だ。

だから、そんな息子が自信を
持って生きていけるように
親として、出来る事をしていきたい。

二学期が終わるクリスマスイブに思った
事を書いてみた。

通知表が斜線でも全く気にしない。
だって、学校に行っていなかったの
だから。

担任の先生が申し訳なさそうに
斜線になってしまうのですみませんと
言っていたが、学校に評価されなくても
全然、大丈夫!

息子は、サンタさんに
「サンタさんへ

不登校だったけれど、いい子だったので
仮面ライダーのおもちゃをください!」

ってお手紙を書いていた。
そう、不登校でも君は、いい子だった事、
サンタさんもわかっているよ。

サポートいただけると、めちゃくちゃ嬉しいです! 記事を書くのがより楽しくなっちゃいます。