また、息子を泣かせてしまった。
息子は、割とよく泣く。
大抵、自分の気持ちをわかって
くれない時に泣く。

そして、私は、よく息子の気持ちを
わかってあげられない。

娘の気持ちも理解できないことが多かったけど、
息子の気持ちも理解できない。

そりゃあ、親と子どもは、違う人間なんだから、
当然と言えば、当然なんだが、それでも性格の
違いというか、体育会系と文化系の違いなのか、
ネガティブエンジン搭載かポジティブエンジン搭載の
違いなのか。

兎に角、体育会系でポジティブエンジン搭載の
私とは、違う！とよく息子に言われてしまう。
「おかーちゃんには、わからないんだよ」と
言われると「わかんないよー」と思いつつも
ちょっと傷つく。

今日も息子に自信を持って欲しいなぁと思って
言った一言が息子には、「ぜんぜん、違う」と
言われてしまった。

息子は、基本的に頭の中で「ネガティブなことを
すぐに考えちゃう」そうなので、
そういう考え方の癖は、変えた方がいいよと
言ったら、喧嘩になってしまった。

「そういう子もいるんだよ」と言われて、
しばらく私の方が大人気なく、
「じゃあ、もう何にも言わないよ」と
不貞腐れていた。

でも、よく考えたら、
「ネガティブに考えてしまう息子の事を
否定してると受け止められてしまうのか」と
気づいた。

そんなつもりで言った訳ではなかったが、
そう思われても仕方ないなぁと反省した。

そして、息子に謝った。
「ネガティブに考えちゃう息子くんの事を
ダメと言ってる訳ではないんだよ。
でも、ネガティブに考えちゃうとネガティブに
なっちゃう事が多いからさ」

結局、私の想いを息子に押し付けていただけで、
息子の事をわかってあげてなかったんだと思う。

それでもさ、おかーちゃんは、ネガティブエンジン
搭載な君のことが大好きで心配しちゃうんです。

子育ては、本当に難しい。
寄り添いたいと思っているのに、
全然、寄り添えてなかったりして。

わかんないけど、わかりたいと思うことは、
ダメなんだろうか。