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第六弾 世界の中心はここにある。

映画「世界の中心で、愛をさけぶ」
この映画は二本分の映画を一本に編集した様な映画だ。時間もお金も二本分はかかったはずだ。ロケも青春時代の夏のロケと婚約中のサクの現代の冬の部分とに分かれており撮影は大変だった。とにかく大変な撮影で、最初の予算を軽くオーバーしておおもめだった。ホテルのロビーに石の様に座る行定さんが黒澤さんに見えた。しかし公開されるとこの映画は大ヒットしたのだ。

感謝の手紙と時計とDVD BOX

感謝状には80億と書いてあるが85億を超えて、一躍、行定勲監督を有名にした作品となった2004の邦画一位を記録している

台本

丸亀の街ごと借り切って、言い方は悪いがやりたい放題の撮影だった。車は止める、写真館を建てる堤防を走る。公開後は観光客は増え、有名になったことは確かかもしれない。とにかく僕は大変で一週間に一回のペースで、丸亀と東京を行ったり来たりしたことを覚えている。撮影は大変だったけど楽しいかったな。長澤まさみも森山未来も、かわいかったし、演技にも体あたりだしその後の役者人生に良き影響を与えたのかもしれないと思う。何年も先に未来とイタリアの空港で偶然に会うことになるのだが。ストーリーはよくできていて、涙がとまらない。
上を仰ぎながら助けてくださいと叫ぶサクの声が今でも聞こえてくる。台風のバカヤロだ。朔太郎の婚約者律子があづかったテープだ。

あきのテープ


SONYのウオークマン歩きながら音楽が聴ける画期的商品。サクが嘘をついて手に入れるのだが、本当になってしまう。

ウオークマン
堤防と葬式の天気雨
瀬戸内海国立公園
香川県
詫間町生里

シーン123「赤い大地を走る車」
走っている車が突然パンクするが原作にはタイヤのパンクは無いのだ。どうしてかというとウルルの撮影許可が取れなかったからだ。アボリジニーの聖地には誰も立ち入れないのだ。ウルルは地球のヘソともいわれ世界の中心だ。この映画には結果的に良かったかもしれない。世界の中心は一体どこなのかという答えになっているのだから。というわけで映画館の中心で思いっきり泣ける映画が見たいものです。泣きながら映画館を出て映画っていいな〜と思える映画が見たいんだよな。
最後の重蔵が撮った写真

サクとアキ



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