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爽快!パワーみなぎる阿蘇へ

「阿蘇はやっぱり気持ちいい!」

今日あらためてそう思いました。
大分県九重町や玖珠町、日田市に囲まれた県境に位置する小国町で用事があったので、朝から出かけました。小国町といえば北里柴三郎生誕の地。『近代日本医学の父』『感染症学の巨星』などとも呼ばれ、長引くコロナ禍を受け、その業績があらためて見直されています。そのうえ、2024年からは千円紙幣の肖像として使用されることも決まっていて、小国町では地域おこしにつなげようと、各所で看板を見かけることになりました。

用事を済ませ、「熊本市までどのルートを帰ろうか」と少し考えて、外輪山の天辺を走る通称・ミルクロードを通ることに。両サイドに広がる牧草地が緩やかに波打つ中で、あちらこちらであか牛たちが寄り添いながら草を食んでいます。遠く阿蘇五岳を望む一方、眼下に広がっているのは阿蘇谷。この外輪山に囲まれたカルデラの中に築かれた阿蘇市の街並みや区画が整えられた田畑は、人々が古来より暮らしを営み、築いてきた証でもあります。

途中、引き寄せられるように展望所の駐車場に入り、車を停めて、南小国町の道の駅で買い込んだ地産地消弁当を広げました。最初は外で食べようと思ったのですが、風がとても強く断念。車中からでも十分に景観と美味しい弁当を堪能することができました。

阿蘇は、水害や土砂崩れ、震災、噴火と自然災害が相次いでいますが、この勇壮な大自然が最大の魅力でもあります。また、熊本ではアサリの産地偽装の問題で揺れていますが、道の駅で買った美味しい弁当は、地元で採れた安心安全な食材を使用したものであり、偽装の心配はありません。

新型コロナウイルスも含めて、嫌な出来事が続く昨今、どうしても気持ちが塞ぎがちになり、自宅に引きこもり気味になりますが、ときには思い切って外に出てみるのもいいですね。大自然に包まれて、新鮮な空気を思っ切り吸い込むと、晴れやかな気持ちになり、嫌なことはすっかり忘れてしまう……かもしれませんよ(笑)。今日は思いっ切り、前向きな文章を書きたくなったのですが、きっと阿蘇がそうさせてくれたのかもしれません。


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