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HPSって頻繁に聞くようになったね

こにゃにゃちは。
静香・ランドリーです。

秋の気配グイグイ感じる今日この頃、みなさまいかがお過ごし?

筆者は相変わらず求人検索中でございます。

ひと月で応募した求人は、延べ20数件。
返事が来たのは3件。ガチで3件。しかも「ごめんねー」のお返事のみ。

むしろ清々しい。

BUT, LIFE goes on. RIGHT?

焦るな、焦るな。焦って転職先を見つけても良いことはない。
2度とブラックに捕まるものか。
今度こそ慎重にならねば。
督促状いっぱいくるけど。

さてさて。
気を取り直して、雑談をば。

『HPS』ってご存知?

ネットで頻繁に目にするようになりました、HPSの文字。
最近では”繊細さん”なんてキャッチーなネーミング付いてます。

簡単に言えば、”極めて感受性の高い人”ってことでしょうか。

アメリカの心理学者エレイン・アーロン女史が1996年に発表して、その存在が知られるようになったそうです。
これは幼少期の環境やトラウマによって起きるものではなく、不安や恐怖を処理する『扁桃体』の活動が活発なのが要因。つまりは、生まれながらの特質ですな。

一般的(?)な人よりも、不安や恐怖を感じやすいんだって。

突然ですが。
筆者もHPSの1人です。
4年ほど前。カナダでカウンセラーをしているオンライン・フレンドから、「YOUはHPSだね」と教えられたのが1度目。

その数年後。近しい友人から「HPSって知ってる?あなたにすごく当てはまるなーと思って調べてきたんだ〜」とサイトを見せられたのが2度目。

そして2ヶ月前。別のカウンセラーから『ガッツリHPS』と診断されて、ようやく受け入れました。

HPSは何に対して不安を感じるか

かなり個人差はあると思うのですよ、『どんな対象に不安を感じるか』ってのは。
基本的に、『光・音・臭い・周囲の感情』には敏感ですね。
特に筆者の場合は、”周囲の感情に敏感”なところが1番キツいです。

まぁ、これはあくまでも筆者個人のお話なので、全ての”繊細さん”に当てはまるものではありません。悪しからず。

人の感情を真っ向から感受する

例えば、職場で。
何らかのトラブルが発生して、みんなで話し合っているとしましょう。
その場にいる人全ての苛立ちが、グワーッ!と降りかかってくる感覚・・・わかります?

口には出していないけれど心で発している罵声・・・これが自分に向けられているような錯覚に陥ります。

これを一度だけ知人に話したのですが。
「自意識過剰すぎない?(笑)」と言われてしまいました。
それからは、誰にも話していません。

因みに、自分とは全く関係のない人が怒られていても、恐ろしく不安を感じます。
子供を叱る親御さん、バイトに怒鳴る店長さん・・・例を挙げればキリがない。
怒られている当事者と同じぐらいの不安を感じて、つい涙ぐんでしまうほどです。
あと、TVでコメンテーターが言い合うのも嫌い。朝の報道番組でそんな場面を目にしたら、冗談抜きで1日中、鬱々とした気分から抜け出せません。

強い光に影響を受けやすい

人工的な強い光はメチャ苦手です。
LED照明でギラギラの部屋なんて、10分ほどで頭痛と吐き気を催します。
こう・・・脳に直接ライトが侵入してくる感覚で、目を閉じていないと無理です。

故に、自室は全て間接照明。直射日光は平気なんだけどなぁ・・・。

映画やドラマのシーンで、ライトが点滅する場面があると、しっかり目を閉じて終わるのを待ちます。
筆者にとって、映画館は墓場。

衝突音やクラクションの音に敏感に反応する

大きな音の全てがダメなわけではありませんが。
何の前触れもない音は苦手。落下音とか、あとクラクションとか。
まぁ、これは誰でも驚くものなのですが。
HPSの場合、その時に感じた不安がずっと消えないので厄介です。心臓のドキドキは治まっても不安だけが残ります。

でもね、工事現場の音は好き。特に道路工事とか萌えますね。
音の中にリズムが感じられるから、逆に楽しい。
ただ、その工事の音に苛立ちを覚える人が一緒にいて、「ほんっっっとうるさい。イラつく」なんて不満を口に出されたらOUTです。
もうね、どんどん不安が広がります。これ、言い表せないんだよなぁ・・・。

マルチタスクが極端に苦手

例えば仕事で、いくつものタスクを同時進行するように頼まれるとパニクります。
全く顔には出さないけれど、心はリオのカーニバル並みに混雑。
何を優先的に進めれば良いか、整理することができません。
具体的に指示してもらえると、誰よりも早く済ませるんですけどね。
「チャチャっとやっといて」とか「前に説明したよね?わかるよね?」とか言われると、もうワッショイ状態です。

”何をすれば良いか分からない”と言うよりも、”できなかった時に叱責される”ことをイメージして不安になっちゃうんだ・・・面倒臭いなオイ。

だから、単純作業でも常にメモして管理するようにしています。
ポストイットは最高のパートナー。

筆者の机には、大小様々なカラフルメモが貼りまくりです。
何の捜査網かしら?ってぐらい貼ってありますよ。
筆者の場合だと、『事件は現場で起きてるんじゃない・・・頭の中で起きてるんだ!』って状態ね。

団体で過ごすのが苦手

これは『人の感情に影響を受けやすい』特質と繋がります。
飲み会なんて、もうカオスですよ。

感情のみならず、人の細かい動作にも目が行ってしまう。

「あの人グラス空いてるな。オーダー聞こうか」
「灰皿いっぱいになってる。ちょっと変えてこよう」
「あの人、串焼きの油で指が汚れてる。お手拭き頼もうかな」
「〇〇さん腰が痛そう。座布団借りてこなきゃ」
って感じで、ほぼホステスさんです。

他にも
「あー、〇〇さんは〇〇さんが苦手なんだな」
「ちょっと離れて座らないと、〇〇ちゃん嫌がってるじゃないか」
「雑談に付き合ってるけど、本当は〇〇さん仕事の話したいんだな」
「〇〇さん帰りたがってるけど誰も気づかないな」
なんてね。
故に、飲み会で食事を楽しんだ記憶はございませんのよ。
周囲に合わせて「美味しいねー」とか言っちゃいますけど、ぶっちゃけ烏龍茶一杯と枝豆一皿で済ませることもあります。(食べたいからではなく、何か食べないと周囲に気を遣わせるかも知れないから)

「気にしなきゃ良いじゃない」って思います?
これ、コントロールできないんですよ。
梅干し見たら唾が出るのと同じぐらい、自然と反応するんです。

HPSは社会の中で生きづらさを感じる

はい、生きづらいです。
何よりも『ただ繊細すぎるだけだ』と片付けられることが、余計に拍車をかけます。

HPSは決して心理的なものではないので、治す治さないの話じゃありません。
トレーニングもできません。
脳が反応するんですからね。

だから”繊細さん”ってネーミングは語弊があるように思います。
繊細っちゅーか・・・レーダー人間なんだよ。

感情・音・光・臭いの全てに、常にレーダーが動く特質なんです。
本人には制御できない。

筆者は、ここ1年ずーーーっと考え続けてきました。
生きるためには仕事をせねばならぬ。しかし、職場という環境そのものがストレスの温床になってしまう。
本人のせいでもなければ、周囲のせいでもない。(ブラック企業は100対0で会社の責任な)

ならば、生きづらい環境から自分を隔離すれば良い・・・と。
今は、ひたすらに『完全在宅ワーク』の求人を検索しております。
冒頭で述べた通り、惨敗も惨敗でオーバーキル気味だけど。

自分の特質を理解した上で、会社の一員として健やかに生きることができないと判断したまでです。

生活は苦しいが・・・在宅の時間が増えたせいか、心は落ち着いております。
これからは、働き方もどんどん自由になるだろうしね。

目指せ、セルフ・エンプロイ。

燃え上がれアラフォー。

では、アデュー。

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