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速さが命

今日は朝から雨が降っていました。
しかし、私にはやることがあった。
そう、前回の日記にも書きましたが、今日は運転免許の更新に鮫洲運転免許試験場へ行ってきました。
今日を逃したら誕生日から一ヶ月以内に行くことができない!
ちゃんと覚えていましたよ。ふっふっふ。

東京へきて早24年。ここへ来るのは4回目です。
確か最初に行った時はまだ古い建物だったんですよね。
あまりにも古めかしくてボロッボロで、ちょっと引いたのを覚えています。

それから5年後の2回目に行った時には見違えるような近代的な建物になっていて驚きました。建て替えられたのは今から16年前だそうですが、この場所は東京23区内で最初に設立された、歴史ある試験場だそうです。
とにかく広い!無駄に広い!!

行ったことある方は分かると思いますが、「このスペースはなに!?」と不思議に思うほど、余白が多すぎる。
まぁそんなことはどうでも良いのですが。

東京へ転居して来るまでは毎日のように運転していました。
転勤であちこちの地方に住んでいたので車は“足”でした。
それが東京に来てからというもの、全くといって良いほど車は使わなくなりました。
圧倒的に電車が速い。
大抵の場所へは1時間以内で行けます。(どこからどこまでや。大雑把すぎる)

東京人はよく歩くと言われますが、電車の乗り換え時は本当によく歩きます。
階段を上ったり降りたりも結構します。
私はエスカレーターをあまり使いません。別にダイエットのためとか運動のためとかではなく、単純に階段のほうが速いから。
あ、ちなみに東京では基本、エスカレーターの左側に乗ります。
右側は歩いて上る人用にあけてありますが、本来はダメなんですよね。エスカレーターは歩いてはいけない。危ないから。
そう、速く上りたかったら階段で行けば良いんです。エスカレーターで駆け上がった方が断然速いのは分かっていますけどね。ダメですよ。
時々、右側で立ち止まっている強者がいるんですが、好きです。
その後に乗った人は急いでいるのにその先へは上れない。ふん詰まっています。ざまみろ。

そうそう、本来はそうやって2列で並んだら2倍の人間を運べるんですよ。
その方が圧倒的に一度に多くの人を運んで全体的に速く移動ができるんですよ?
当たり前のことがなぜできない?
なぜ右側をあける?誰が最初にやり出したん?

だから階段を上るんです。モヤらなくてすむ。
降りるのも階段のほうが速い。電車がホームに滑り込んで来たときに、長いエスカレーターの途中で詰まっている時ほど苛つくことはありません。手摺を飛び越えて階段を駆け下りたくなります。あかんで。危ないで。

なんの話だったでしょうか。
そうそう、免許の更新に行ってきたんです。
5年ぶりに更新された顔写真を見てガックリくるまでがセットです。
今回もまごうことなき5年間の老化を、あの味気ないブルーバックの写真でしっかりと確認させられました。

まぁ別にどうせペーパーだし、人前で免許証を出すことも日常の中にはほぼほぼないのですけれどね。
しかし実はこの免許証の写真、自分で撮ったものを持参して作ることができるというではありませんか。
「自分の気に入った写真で免許証を作りたい」まぁそういう人もおるやろうね。

そう、いましたいました。うちの店のスタッフです。
先日彼女も更新手続きに行ったのですが、どうしても現地で撮られる写真が嫌だと言って、事前に証明写真を撮りに行ったのです。
それがまぁ、今の撮影機械は色々アレすることができるらしくて、シミやらシワやらクマやらをアレした結果、真っ白けになったんだそうです。ハレーション。
その写真を当日持っていって提出したところ、係の人がその写真と本人を三度見したそうで。なんというか、まぁアレですよね。
出来上がった免許証は彼女的にはとても納得がいったようで気に入っているようです。どれどれと見せてもらったら、、、まぁアレでした。白い。真っ白。まるで光の中の妖精のようでした。どこの世界から来た?

でも、持参した写真で作る場合は時間がかかると案内に書いてあったので、とにかく速さが勝負の私にはその待ち時間は全く無駄に感じてしまうのでやめました。
ゴールド免許は30分の講習を受けて終わりなので速くて良いです。
あっという間に新しい免許証が交付されました。

しかしこの5年間の速さは尋常じゃなかったなぁ。
次の5年間はじっくり楽しみながらゆっくり行きたいものです。
人生の残り時間を考えると、そんなに急ぐ必要もないですもんね。
自分の年を考えると、もうそろそろ“速さが命“を卒業したいことろです。

ではまた5年後に。

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#交換日記 #運転免許証 #更新 #速い #エッセイ












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