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第35回 大人相談会/結婚式

昨晩は大人相談会にて「結婚式」というテーマで皆さんのお話を伺いました。
せっかくこのテーマを提案してくださったはぎのさんご本人が、当日体調不良でご参加いただけなかったので、ここに記事に書くことでご参考にしていただけたらと思います。

参加メンバーは私含めた女性が4人と男性が一人。そのうち男性は未婚なので、女性陣の自分の過去の経験(しかも相当古いw)をまずは一人ずつ語り合いました。

ちなみに女性陣は大体同じ時代背景です。そう、私は当時24歳(1回目ねw)、いわゆる“バブル時代”の結婚でした。

式の後は披露宴です。これがまた一大イベント。ホテルや結婚式場のホールにて行われ、親族はもちろん、会社の上司や同僚、そして学生時代の友人たちなど、たくさんの人をご招待するのが一般的。今はお友達だけの集まりの「結婚披露パーティー」が多いようですね。

さて、私たちの時代、その当時の花嫁さんの披露宴でのお色直しの回数は、大体4回が多かったと記憶しています。
神前結婚式の場合、白無垢、色打ち掛け、白のウエディングドレス、カラードレス(私は黒のサテンのドレスを着ました)の順番です。

そして新婦は食事ができないと相場は決まっていました。
かく言う私も、一口も料理を食べられなかったと記憶しています。

何故って?
それは、お色直しの時間は退場するわけですから、その分会場にいる時間は限られています。そしてやっと席に着いたと思うと、やれ誰々のスピーチだとか花向けの歌だとかが始まるので、その人に感謝の気持ちを表すために真摯に耳を傾け、注目しなければいけない。自分は逆に一段高い高砂の席から皆さんに注目されていますから、その状態でのんびりと食事などできるはずもないわけです。

背もたれにドスンともたれるわけにもいかず、背筋をピン!と伸ばして緊張しながら美しく姿勢を保たなければいけない。これは本当に体力勝負以外の何者でもありません。大体2時間から3時間。立ったり座ったり忙しい忙しい!
もうね、今から思うと本当に「若いからできた」と思います。終わる頃にはクッタクタ。よく最後まで頑張ったと、自分を褒めてあげたくなりました。
でもあの当時はそれが普通だったのです。

しかし、他の方の体験談を聞いて、私は感動しました。
なんとご自分でウエディングドレスを縫われたそうです。なんて素敵!
それを聞いて思い出したのですが、私の友達も最初から最後まで真っ白のウエディングドレスだけで通した人がいました。
彼女曰く、「一生に一度しか着られないウエディングドレスを1分1秒でも長く身につけていたい」という理由でした。
その話を聞いて、なんだか自分が4回もあくせくと腹ペコ状態で着替え、吉本新喜劇バリで会場から出たり入ったりしていたことがバカみたいに思えたのでした。遠き記憶。

唯一の男性参加者はまだ結婚のご予定はないようですが、どのような結婚式をしたいとか、夢みたいなものがありますか?と伺ったところ、「全くない」のだそうです。または「相手の希望に添いたい」とのことでした。男性はそんな感じなのですね。
逆に、経験済みの私たちへの質問として、「自分の子供の結婚式に希望や夢はありますか?」と聞かれました。
全くないですね。そもそもうちの娘に関しては結婚願望自体が全くない。もう30を過ぎましたが、その気配は微塵もありません。

まぁ要するに、結婚式は人それぞれだし、結婚自体してもしなくてもいいというのが今のこの時代には普通なのかもしれません。
昔のように「結婚適齢期」なんていう概念もないですからね。
そりゃそうだよね。いつの時代も人それぞれでいい。やりたきゃ豪勢に、そして式よりその後の旅行や、実際のこれから始まる「生活」にお金をかけたいというのもとてもよくわかります。要はその人の価値基準。どうでもいいしなんでもいい。

しかしそれでは話がつまらん。
例えば、以前いくつかの何かの記事で読んだのですが、フランスでは1〜2泊がかりで、長い長い時間をかけて仲間たちが集まって披露パーティーを開催することが多いのだそうです。
三々五々に会場となる場所に集まり、食べたり飲んだりしながら歓談の時間が続くのだそうで、眠くなったら勝手にその辺のソファーで仮眠をとり、また目が覚めたらおしゃべりしたり飲んだり食べたり。なんだかのんびりしていていいじゃないですか?
ドイツでは結婚式の何日か前から役所の前に新郎新婦の名前が張り出され、式当日は新郎新婦とその親族や友人たちが正装して行列を作り、町中を練り歩くのだそうです。

国によってさまざまな様子が面白いですね。これからは“フランス式”が日本でも流行るのではないかな?なんて想像するのも楽しいです。

結婚式に夢をかけるはぎのさん、どうかその日まで体力を蓄え、万全の体制で挑んでいただきたいなと思います。どんな式であれ、新婦というのは疲れます。そしてその瞬間、世界で一番美しい。
どうぞお幸せに、そして健やかで楽しいこれからの人生をパートナーさんと共に歩んで行ってください。

ご参加くださったメンバーの皆様、ありがとうございました。



*大人相談会はメンバー募集中です。詳しくはverdeのXDM(@verde88988252)まで。

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