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114首

2023.03.01

3月だ。

試してみたこと

これ、きょうてんに炎症止めの薬を飲ませるときに半信半疑でやってみたら……飲んだ!
鼻に息を吹きかけると、猫が「え? なにした?」みたいに舌でペロッと舐めて鼻を確認するんだね。その舌を出すときに思わず飲み込んでしまった、みたいな感じだった。

表に出すということ

このツイートを引用してくれて「何事も行動で示さないとね」とコメントをしてくれた方がいた。確かにそれもそうなのだけれど、僕はむしろ「表に出すことに慎重になったほうがいい」という意味で書いていた。
駄作を表に出さないようにすることは、自分さえ気をつければ可能なことなのだ。そうするとどうなるかと言うと、よい作品だけが自作とされる。誘惑に負けて駄作を公開することは、長い目で見ると自分を貶める行為だ! みたいに思っていた時期もあったけれど、最近はそうでもない。加齢のせいだと思う。

付箋

先日の「猫歌人のスペース」で話したけど、キャンペーンのオマケとして「付箋」を作っています。ノベルティっていうの?

当初の案

最初は「短歌集を読むときって、俺、必ず付箋使うよな……。だったら最初から付箋付きの短歌集を出すといいのでは?」みたいな発想から。あと、表紙の色味が「付箋によくある感じの色味だな」って思って。実際に全冊に付けるのは現実的じゃないので、キャンペーンのオマケで、ということに。
表紙にもなっている猫のシルエットでこんな付箋を作るとかわいいのでは? って提案してみたんだけど、制作上の制限などで難しい、ということになって、割と普通の付箋になりました。配布方法などは、未定。決まり次第、また告知しますね。

それとは別に

それとは別に誰か「短歌集を読むとき用の付箋セット」みたいなのを作るといいのでは? と思っている。みんな割と短歌集読むとき付箋使うでしょ?

気に入った短歌には「♡」とか、よくわからなかった短歌には「?」とか、発見があった短歌には「!」とかがあらかじめ書いてあるか、もしくは先っぽがそれぞれの形に切り抜きされているとか、付箋の下の方を大きめの正方形にして、何かメモできるスペースを作ったり、そこは半透明にしておいたり……。なんか「短歌集を読むときならでは」の付箋の使い方ってあるような気がして、それを盛り込んだ「付箋セット」を作るといいのでは。本屋さんの詩歌棚の横に置くと、ちょっと気にしてもらえそう。

短歌カードその後

3/15からの「一輪の花を自分に買うように短歌を一首選んでほしい」(於キャッツミャウブックス)で展示・販売する短歌カードを作っている。きょうは、「は」から「も」まで。意外と疲労度が大きくて、一気にはできない。
短歌集収録分+αくらいを考えている。この形、かわいいから5月の文フリ東京でも販売しようかな。

収録歌数

新刊の仁尾智猫短歌集『いまから猫のはなしをします』(エムディエヌコーポレーション)に収録されている短歌の数は、本文ページに114首。ちなみに朝ドラ「舞い上がれ!」の貴司くんの第一歌集『デラシネの日々』は300首程度。
短歌集としては、めちゃくちゃ少ない部類だと思います。もしかしたら「物足りない……」と感じる方もおられるかも知れませんが、僕は、短歌集ってこのくらいの数が適正なのでは、と感じています。
だから、また短歌集を出せる機会が訪れたとしても、多分300首収録するようなものにはしないと思う。
「短歌、そんなに読めないよ……」と、僕自身が思ってしまうから。

そんなそんな。