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HSPが自己嫌悪から救われた一冊「夢をかなえるゾウ4」。自分を幸せにできるのは自分だけ

「生きづらい」「神経質」「HSP」「繊細さん」「ミソフォニア」「完璧主義」「細かい」「考えすぎ」「優柔不断」

身内など近しい間柄の人に言われる&自分でも思う性質の中で、変えたい、変わりたいと思っている特徴をピックアップしてみたのですが、どんなときもさまざまなことを考えてしまう私が、他のことをそこまで考えずに済む趣味が読書です。

今回は、読んで気持ちが楽になった本について紹介させてください。

読んで気持ちが楽になった本

夢をかなえるゾウ4~ガネーシャと死神

大人気自己啓発小説シリーズの第四弾。
これまでの作品もすべて拝読しました。
今回は、Amazonkindleで久しぶりに出会って読んでみたのですが、自分を見直すきっかけになる教えがたくさんありました。

毎度おなじみ、お笑いとあんみつをこよなく愛するガネーシャ様が、余命3か月を宣告された愛妻家&子供思いな父親の前に現れ、今回もコーチングを行います。3か月という限られた期間の中で、“人生で公開しないため”の具体的な課題を出すのですが、どの課題もいいんですよね。
誰にでも当てはまりそうなことだけど、汎用性が高い訳ではないんです。誰も置き去りにしない感じの課題の内容で、どれも「けっ、こんなんやってられっかよ」みたいなやさぐれた気持ちにならないところもツボでした。

「明日死んでも後悔しない本」系(自己啓発)は、他にも読んだことがありますが、いつも、完璧主義な性格ゆえなのか、細かいからなのか、書いてあるTipsをいちいち自分に置き換えて、ノートに書いて実践していこうとするので、読み進められず、先延ばしにしているタスクのような気持ちになって、積まれた本の一部になってしまうことも。

本作はストーリー仕込みで大切なことを伝えてくれるので、スラスラと読み進めることができました。

課題のひとつ、「両親の生い立ちを知る」の深さ

わたしに特に響いたガネーシャ様の課題が、「両親の生い立ちを知る」
良くも悪くも、育った環境や親の性格は自分の人格形成に影響すると思っていて、これは親のせいとかではなく、親と自分を切り離さないと、本当の意味での精神的自立と自由は得られないのではないかと考えています。

実際の解決方法として、「両親とお酒を飲んで語り合うといい」
理由は、両親が経験した苦しみや喜びを知り、共感することで、心の奥底にあった両親とのわだかまりが解消され、癒されるから。だそうです。

親と仲が悪い訳ではなく、家族旅行なども良くする方なので、他の人から見ると「本当に仲がいいね」と言われることが多いのですが、会った後に自己嫌悪に陥ることが多々あり……。

「きっと両親はこういったらこう言ってくる」「あんな冷たい言い方しなければよかった」「もっと優しくすればよかった」とか、会ってから3、4日はずるずると引きづります。め、めんどくさい…。

両親はあんまり気にしていないかもしれないけれど、幼少期からの積もり積もったものが、潜在意識の中で借金のように膨れ上がって、一種の被害妄想を引き起こして、冷たく当たってしまっている気がします。

私自身も30歳を超えてもまだ大人になりきれていないように、幼少期の頃の両親だって精神的に成熟していないはずなので、幼少期言われたことをいつまでも引きづっている方がおかしいのかもしれません。

と、分かっているものの手放すのが難しい。今週末、両親に会ったときに、タイミングを見つけて「両親の生い立ち」を聞いてみたいと思います。

実際に行動変容へとつながったのが、課題のひとつ、「大きな夢に向かう小さな一歩を、今日踏み出す」です。

用意周到に準備して、最適な方法を探しすぎて、行動に移す前に時間が掛かる&踏み出す時には熱量があまりなくなっている…ということが多いのですが、この課題のお陰でnoteを書くことを始められました。

大きな夢というと大げさに聞こえますが、私にちとって生きづらさから解放されて、今あることに心から感謝し、自己嫌悪を繰り返す日々を終わらせることは大きな夢だといえます。書くことで、同じような人と共感しあえたら…という思いもあります。

同じように自己嫌悪に陥りがち、物事を否定的に捉えてしまうという方にもオススメの一冊です。


今の自分を救ってくれる一冊の読了後は、自分を幸せにできるのは自分だけという事を思い出させてくれます。

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