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【S.S.C】演劇を楽しみ尽くしている大学生【森下愛梨】【¥500】

演劇サークルに参加し、日夜作品作りに励む阪大生・森下愛梨さん。彼女にとって「演劇」「演技」とは?

学生応援インタビュー企画:S.S.C

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今回は、大阪大学の演劇サークル『劇団六風館』で主に役者さんとして活躍していた、大阪大学文学部3年生の森下愛梨さんにインタビュー。

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一見普通の女子大学生に見える森下さんですが、演劇に対する熱量は同じ劇団員も一目置くほどだと言います。

現代の厳しい大学教育カリキュラムの中で演劇を続けるのは決して簡単ではないはず。ましてや、周囲が驚くほどの努力をつぎ込むのは並大抵のことではありません。

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(演劇計画プラネットナンバー『台風とうとう吹いた』より)

「演劇」はなぜそれほどまでに彼女を惹きつけたのでしょうか?

◇森下愛梨
1999年3月16日福岡県福岡市生まれ。大阪大学文学部に在学中で、2019年度から文学部演劇学専修に所属。大学1年生から大学公認演劇サークル『劇団六風館』に所属し、同団体の公演をはじめとする多数の演劇作品で中心的な役を演じる。
出演作品
2019年
9月 劇団六風館2019夏公演『足跡姫〜時代錯誤冬幽霊〜』
6月 劇団六風館2019フレッシュ公演『DOLL』
4月 劇団六風館2019新歓公演『天邪鬼』
2月 劇団六風館2019冬プロデュース公演『ハックルベリーにさよならを』
1月 演劇計画プラネットナンバー 第一回公演『台風とうとう吹いた』
2018年
12月 劇団「休養樹林」旗揚げ公演『春は短し爆ぜろよ男子』
11月 演劇企画アオハル 第三回公演『解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話』
11月 大阪大学映画研究部 自主制作映画『family』
9月 劇団六風館2018夏公演『オイル』
6月 劇団六風館2018フレッシュ公演『ハルメリ』
4月 劇団六風館2018新歓公演『深夜特急 めざめれば別の国』
2017年
12月 劇団六風館2017新人公演『ブラックコメディ』
9月 劇団六風館2017夏公演『オセロー』
6月 劇団六風館2017フレッシュ公演『シンクロニシティ・ララバイ』


1.大学生活×演劇=超多忙

インタビュアー:コフンねこ
――突然なんですけど、演劇を抜いても大学生活ってめちゃくちゃ忙しくないですか

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森下愛梨(以下:森下)
「はい、とっても忙しいです。休講も昔より少なくなってるって聞くし、出席も厳しくなってるみたいですし……」

――やっぱりそうですよね。ってことは、そこに演劇が加わったら……

森下
「そうですね……全然時間がないです。所属の『劇団六風館』だけじゃなくて、別の団体さんの作品にも出演させていただくこともあるので、準備期間が被ると特に忙しかったですね」

――ちなみに去年で言うと年間何本くらいの作品に出演されてたんですか?

森下
「え~っと(指で数える)……9本ですね。舞台のほかに自主制作映画の出演依頼もあったので」

――9本!?テスト期間とか休暇期間を抜いたらほぼ月1ですよね。確かにそれだと準備期間が相当被ってしまいそうな感じがします。

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森下
かなりダブってましたよ。5月から始まった映画の撮影と舞台公演の準備期間が重なって、一旦その状態が落ち着いた9月からは舞台公演どうしで重なり始めました」

――落ち着いたらまた次、と

森下
「はい。9月の公演の途中から11月の公演の準備、11月の公演が終わったら翌月の公演の準備……と続いていたんですが、実際はその次の1月の公演の準備は前年の8月から始まっていたので、ずっと重複状態でした(笑)」

――ええええええ!?休む暇全然ないじゃないですか。それに加えて大学の勉強とバイト……

森下
「正直勉強は頑張れませんでした(笑)。バイトもそこそこっていう感じです。でも、忙しかったけどすごく自分の力になったし、すごく楽しかったですね」

――とにかく演劇に力を注いでいたんだ……!


2.大学演劇で挑戦した様々な「役」について

――大学演劇にのめり込んでから色々な役に挑戦されたと思うんですが、中でも印象深い役があれば教えてください

森下
2018年9月公演『オイル』で演じた役が難しかったので印象に残ってます。人間ではない役だったんですよ。なんていうかその……結構難しくて……脚本一回読んだだけじゃわからないというか、解釈がわかれるというか……」

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(劇団六風館『オイル』より・撮影:松田ミネタカさん)

――人間以外の役か……正直自分が演じるとしたら全く想像つかないです

森下
「脚本もパラレルワールド的な感じで、過去と未来の場面の両方で出番があって、どっちも同じような演技をするのか、そうしないのかで揺れました。そういうのって普通は演出さんが考えてくれるんですけど、“自分で考えていいよ”って言われちゃって……」

――放任主義だ。役作りで自分の責任が大きいとなると結構プレッシャーですね

森下
一番難しかったです」

――逆に『これはうまくできた!』『転機になった!』みたいな役があったら教えてほしいです

森下
「あー、自分の中で自信が持てたのは2018年4月の新入生歓迎公演『深夜特急 目覚めれば別の国』の時の役だったかなと思います。それまではがむしゃらに演じていたんですが、その時から役作りにも気を遣うようになりました」

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(劇団六風館『深夜特急 めざめれば別の国』より)

――どんな役だったんですか?

森下
はじめて男の子役を演じたんです。だからちょっと意識とか演技のやりかたみたいなモノを変える必要があって……頑張りましたよ!(ドヤ)」


4.「演劇」の一番好きなところ

――ここまで聞いてめちゃくちゃ気になってるんですけど、森下さんにとって演劇の魅力ってどんなところなんでしょうか

森下
「え、何が好きなのかって言われると微妙というかわからないというか……もちろん楽しいのが基本ですけど、稽古も楽しいばっかりじゃないし。当然意見が違ったりとか、役作り行き詰ってしんどいとか、うまくできなくて悔しかったりとかします」

――(嫌なところばっかり出てくる……)

森下
「でも多分……○○が一番好きなんですよね……

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インタビューの続きは有料となりますが、「森下愛梨」さんを応援したい方や、大学演劇に興味のある方は是非お読みください!

そしてそして……!

なんと今週末(2019年10月11日~13日)に、森下愛梨さんが出演する舞台公演がございます!!!

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演劇企画団体エセ
演劇は絶対的にフィクションである、という信条を元に演劇を作るつもりの団体。主催:本荘友毅(自由劇場) また、関西学生劇団の交流も目的としており、第一企画「変身」では、主催:本荘友毅、キャメロン瀬藤謙友(はちの巣座)、栗林昌輝(劇団六風館)によるプロデュース企画が進行中である。 ロゴ、ヘッダーデザイン:天野瞳

演目は『変身』……!?
出演者のみなさんは一体どんな変身をみせてくれるのでしょうか!?

乞うご期待!

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ご連絡はコチラ…森下愛梨Twitter:@airiiiiin_dayo
インタビュアー…コフンねこTwitter:@Story_Neko5

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