理解を深めて

 親子丼って業が深い、と常々思う。

 ここでの親子丼とは普通に食べ物のことだ。あの、卵と鶏肉を用いた丼もの。山椒や七味をふりかけてもおいしい、あの親子丼だ。

 なにが業が深いのか?という話なのだが…厳密な意味で(血がつながっている)は親子ではないものを、我々人間がかってに親子という括りに押し込むその無慈悲さだ。

 親子というグループではあるもののそこには家族ごっこを行っているような嘘くささがある。そして、その嘘くささが勝手に押し付けられたものであるためそこに無情ささえ感じてしまう。

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 ただ、そのように勝手にレッテル張りをすることって往々にしてあるな、と思う。それは、他人の性格に対してだったり、考え方、価値観に対してだったり。

 やはり、そうやって自分の価値観で相手を測ると、相手のことを理解しやすいのだ。いや、理解した気になれると言ったほうが正しいか。

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 厳密に相手のことを理解することなんてできなくて。だからといって、やめたらそこで終わりで。それ以上の発展などなくて。

 そう考えると常に勉強なんだなと思う。

 親子丼に対しても。

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