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寒中猫百景


大寒波が到来し、まさに寒のさなか。
あまりに寒いと、猫も思わぬ姿を見せるものです。

まずは、普段の我が家の猫の様子。
孤高の女王、三毛猫まる。推定10歳。
我が家の蓄熱暖房機の上の棚は、冬場何も飾れません。
女王様の居城となるからです。
物を置けば女王によって隅に寄せられ、あるいは床に落とされ、我々下僕は、暖房のスイッチを入れたら棚の上も片付けて差し上げなければならないと、女王陛下によって叩き込まれました。

この日はペン立てにもご狼藉。

別の日のへそ天女王。
住み慣れた暖房機上の一等地でくつろぎのお姿。

あくびもされる。

下に写る白い物体が蓄熱暖房機

一方後輩猫の、さん、オス、推定4歳 。
にゃんでも女王様の真似がしたいし、ボキだって暖かい棚の上で寝たいのだけれど、できないのでマイベッドや日向のソファでポツンと一匹猫。

テーブルの下にしつらえたベッド
下僕にはこっちのほうがふかふかで居心地よく見えるけれど・・・


ある日女王様のお留守の隙に、怪盗ボキたん参上。
玉座を乗っ取る!
見よ!女王の厳しいこの目つき。

陛下は、雪の翌日、泥が乾いた玄関のたたきでゴロンされたご様子。
白い被毛が汚れておられますぞ。
そしてさん、いつもなら遠慮してすぐどくのだけれど、しらばっくれた顔つきで気づかぬふり。

プレッシャー vs しらばくれ
おかしい、わらわの圧力が通じぬとは・・・とか言ってるうちにプレッシャーをかけるのにも飽きた様子の女王陛下

お??
女王陛下、さんの存在を渋々認めて仕方なく隅っこで我慢する模様。
これが、寒さで見せた思わぬ猫の姿です。
今までまる女王は、このように自分のくつろぎスペースにさんがいるのを許したことがなかったし、さんもすぐ退散といういつもの姿勢でなく粘りを見せています。
珍しくて何枚も写真を撮ってしまいました。
初ショット、一等地でのツーショット!

しばらくその様子をご覧ください。

まる「じーーーーーーーーーーーーー」
  「ええい目障りな!」
さん「忍・・・・・・・・・・・・・」
まる「まだどかぬか」
さん「・・・・・ もう吐きそう;;」
さん「ボキ耐えたでし。精神的にへとへと」
白目むいてない?
さんも疲れ果て、女王陛下はどうでもよくなりおねむに
さん「ふふん♪」
まる「知らん!」

それにしても陛下、汚れが目立ちますな。


寒いと膝の上も争奪戦の的になります。

どアップ
からのどアップ毛づくろい
「下僕の膝もわらわの定位置じゃ」


さんも来ます。
体育すわりで床にいた私のお腹にもぐりこんできました。
私は床に座り、ソファに背をもたせてお尻を浮かせ、お腹を平らにするという結構筋トレな態勢で、しばらくさんに付き合いました。さん、おおよそ6㎏の猫。この日は繋ぎを着用で分かりにくいけれど、足の付け根ではなく胃の真上にずっしり。
右手に見えますのは、猫御用達のダンボールにございます。

女王様がいるところならボキだって
ね?


2匹が一緒に暮らし始めて3度目の冬。
夜は、さんが猫団子を作りたいのだけれど女王陛下によって拒絶される日々。
さんの夢、ひいては私の夢でもある猫団子は夢のままおわりそう。
ここまで近寄って、一緒の毛布にくるまるのが精いっぱいの寒中、猫二匹の様子でした。

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