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君の名は(イケメン俳優ver.)

 こんにちは、亀山真一です。先日は見てないドラマをとやかく言う趣味の悪い記事を書いてしまいました。
 が、結局『魔法のリノベ』の話になり、つまるところ間宮祥太朗さんが好きという感じの締めとなりました。そういうところ僕ですよね。

 間宮さんを初めて認識したドラマは『弱くても勝てます』です。あれは結構な当たり役で、ウチの母なんか長いこと彼を「岡留」と呼んでいましたし、いまだに「俺は無敵だ!」という台詞をネタ的に使います。同じく初めましてだった山崎賢人さんよりも、ドラマ内の扱いは下なのに印象は断然上でした。
 今でこそ彼もイケメン扱いされていますが、イケメン揃いの学園ドラマでは奇をてらう役が多かったイメージです。個人的には「顔が濃いだけじゃない?」と失礼なことを思っていますが……まあ、愛のあるいじりということで。

 基本的に僕は「ただのイケメン」には興味がなく、アクを出してくれる俳優さんが好きなのです。
 だから例えば『水球ヤンキース』の時点で既に間宮さんのファンだったわけだけど、同じ作品に出演していた吉沢亮さんは『斉木楠雄のψ難』まで、中川大志さんにいたっては『スキャンダル専門弁護士QUEEN』まで全く顔を覚えられませんでした。国宝級イケメンなのに。
 好むと好まざると、塩顔系イケメンは特徴に欠けるためインプットしづらいんですよね。僕は顔の認識能力がそれほど高くないので、記憶を定着させるのにアクが必要なのかもしれません。

 ちなみに、ウチの母はもっと認識能力が低い(しかも検索をかけたりしない)ため、吉沢さんは『青天を衝け』の一年かけて覚えた感があるし、中川さんはドラマの文脈がないといまだに識別できるか怪しいようです。
 最近はよく、洗濯洗剤のコマーシャルを見ながら「杉野がどうしても覚えられない」と嘆いています。洗濯愛してる会の他のメンバーである松坂桃李さん、菅田将暉さん、賀来賢人さん、間宮祥太朗さんと比べて杉野遥亮さんの顔の薄いこと……僕も『恋です!』までなかなか顔と名前が一致しませんでした。

 逆に、ウチの父は顔認識能力が高くてビックリさせられます。初見のイケメン俳優は必ずといっていいほど「ジャニーズ?」と聞いてくるくせに、個人名は全然覚えないくせに、顔を識別するのは得意なんですよ。
 僕と母が苦戦した中川大志さんをずいぶん前から「秀頼だよね」と即答、町田啓太さんを「土方でしょ?」と確認された時は「いつの大河だよ!」と逆ギレ風に返していました。大河ドラマはカツラと着物で印象が変わる上、特に戦国や幕末の有名どころは何人もの俳優が同じ役を演じています。一年付き合うメインキャストならともかく、よく脇役の顔を記憶してるなと感心してしまいました。

 で、話はようやく『魔法のリノベ』に戻ります。

 ドラマを見ていたら父がいきなり「この人、頼家?」と聞いてきたんですよ。調べてみたら確かに同一人物でしたが、僕は全然知らなかったし気付きもしませんでした。
 今年の月9は菅田将暉さん、大泉洋さん、坂口健太郎さんと何故か大河俳優が続いていますが、今期は更に小池栄子さんや山本耕史さんまで使ってきています。対して月10は、まだまだ無名の(僕が知らなかっただけかもしれませんが)金子大地さん……フジテレビは何を狙っているんですかね?

 イケメンの無駄遣いのようなクセの強いドラマ、やっぱり好きです。そういう意味では、今期役者の使い方が〈ある意味〉上手いのは『新信長公記』だと思っています。

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