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『  偶像  』

  Xでポストするにはちょっと長かったのでこちらで供養。
  

  偶像が最も輝く場所は壇上だと僕は信じて疑わない。星が夜空でしか綺麗に輝けないのと同じで、偶像にとっての夜空が壇上なのだ。自ら崇拝者(観測者)を名乗るのであれば多少無理してでもその姿をより長く、より多く見届けるべきだと思う。星達もそれを一番に望んでいる。

  もっと上手くなりたくて乗り越えたレッスンの数、その過程で付けた痣と傷跡が、全部全部余す事なく報われますようにと切に願いながら無我夢中に身体を躍動させて、そこから流れる汗水がキラキラと冬の街を色とりどりに飾るイルミネーションのように光り輝く。そんな一度でも瞬きしてしまえば全て見逃してしまいそうな一瞬が重なって、繋がって、何にも代え難い偶像としての一生となる。零時を告げる鐘の音を合図に魔法が溶け、年端も行かない少女の陶器のように透き通った柔い肌が露わになってしまうその時まで。


夜空で生き急ぐように忙しなく瞬く「一等星」。
そんな風に形容したい。早く君に会いに生きたい。
愛に逝くから、早く僕の「一等賞」を搔っ攫いに来て。



P.S.
そう考えていたら途端に時間が惜しくなってきた。
とは言っても今日は何のイベントもないんだけどね。
試しに形容詞を盛りに盛ってみたんだけど、くどいかな。どうだろう。
君が口にしたぽっぷこーんくらいの丁度良い塩気具合を探してる。

にしても何の曲聴きながら書いているのかすぐバレそうな詩。

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