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『おうち遊び勉強法』 を読んで、自分は子供にどれだけの時間をささげられてたか自問した話

こんにちは。すうちです。

私事ですが、先月は電子書籍出版の話がメインでした。さすがに他のことも書きたいと思ってたところで、久しぶりの読書感想です。

本を読み終えて、自分と子供との時間を振り返りいろいろ思うことがありました。今回はそんな話です。

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※タイトル画像:杉江慎介さん



はじめに

全体の8割程度がマンガで読みやすいです。残り2割はコラム的な内容でした。本を読むスピードは決して早くない方ですが2時間ほどで全部読めました。

本人の実体験にもとづく生活に取り入れやすい勉強法(子供の頃はあまり勉強という意識は持ってなかったようですが…)が紹介されています。

著者は現役高校生のようです。要点を得た読みやすい文章力とマンガも描ける才能にびっくりしました。

そして、何よりお母さんがスゴイです!!ここまで子供の人生に向き合っている姿には尊敬の念を抱きました。

以下、個人的に共感したピンポイントな感想です。


生きるために学ぶ

本に登場するお母さんは、子供を産む時とても難産だったらしく「これで子供に死なれたらもとが取れないと思ったそうです(たぶん半分以上冗談と思いますが…笑)。

また小さい頃、著者の将来に不安を抱いてこの子が生きていく過程で困らないように自分の人生(知識や時間、労働力)をささげると決意したとありました。

一般的に勉強は、がんばって身につけるとか苦労をともなう印象もあると思いますが、小さい頃から子供に「いろいろ知ってると楽しいね」とか「学ぶことはカッコいい」という意識を育てたという話は私も見習いたかったです。たしかに小さい頃からその意識があると勉強や学ぶハードルは低くなる気がします。

我が子は、すでに思春期に突入しており、どちらかというと勉強は好きではなく避けたい傾向が強いので前向きな意識に向けられなかったのは(親である身として)少し申し訳なさも感じました。

また、勉強というと少しかたくるしいイメージがありますが、自身の経験に加わる知識の蓄えと考えると、それらは人生を生きていく上で考えの幅が広がったり選択肢が増える結果につながるので、生きていくために学ぶという考えは的を得ていると思いました。


生活に遊びを取り入れながら学ぶ

本に紹介されてる内容は、どれもそんなにお金はかからず、生活に取り入れて実践できることも多いと思います(ただし、継続するには親にそれなりの覚悟と子供と一緒に過ごす時間の確保は必要…汗)

例えば、地図や歴史年表を目につくところに貼ってテレビや本で出てきた時にその場で示す。お風呂でペットボトルを使った理科の実験をする。暗記の苦労を後々しないように子供の頃から歌で自然と覚えさせる。学習教材やゲームで頭を使う訓練や集中力を育てたり人を思いやることを学ばせるなど。他にも参考になることが多く書かれていました。

総じて、子供がいろんなことに興味を示す時期に、その場で調べて教えたり本物を見せる(写真を見せたり展覧会など積極的に観に行く)ことで、小さい頃からできるだけ物事に対する興味や好奇心を広げることが大事だなと感じました。


振り返ると、自分自身はどうだったか

私は親に勉強を教わったり「勉強しなさい」と言われた記憶はあまりないです。家は両親共働きでした。

当時田舎に住んでて自由な環境で育ったせいか(奥さんも似た境遇と価値観を持ってて)子供に対してもそれを継承して!?比較的、本人の意志に任せて自由に育ててきました。

最近は、あまりに自由に育てすぎた?と思うこともあります(本人は日々成長中ではありますが…)。

本を読み終えて「小さい頃に子供の勉強を時間かけて一緒に見てあげれば良かったな」とか「もっと興味を伸ばすサポートをしていたら」と今更ですが思いました。

そういう意味では、もっと早くこの本に出会いたかったです。我が家は今から少し遅いかもしれませんが、できることは生活に取り入れて子供の好きや興味を伸ばす手助けや何より子供との貴重な時間を大事にしたいと思いました。


最後に

子供が小さい頃は仕事が忙しくて平日も帰りは遅く海外出張も結構あったので、子育ては奥さんに任せることが多かったです。

休日は疲れて出かける気力もあまりなく、本書のお母さんのように子供に自分の時間と労力をささげていたか?と自問すると全然足りてなかったと思います。

30代前半はようやく仕事も慣れてきて、面白いこともチャレンジできる時期だったので会社の期待に応えようと子供との時間より自分の時間を優先してた時も正直ありました。

ただ、個人的にこの考えは間違いだったと感じています。この変化が激しい時代に、いくら会社に認められた所でそれにどれだけ価値があるか?を考えるようになりました。

人生で子供と過ごせる時間は意外に短く、仮に人生80年のうち20年とすると1/4。さらに子供が親と一緒に行動してくれる期間はもっと短い。。。。

それならば、人生で限られた子供との貴重な時間にもっと優先度を当てるべきだったのではないかと今は強く感じます。

といっても、その渦中にいると中々気づかないかもしれません(私もその一人)。

個人的には、いま子育てが大変だったりする(どちらかと言うと)若い世代の多くの方に本書を読んでもらえたらと思いました。

あと著者(子供)の視点から、お子さんの気持ちに気づける所もあると思います。

詳細気になる方は、ぜひ書籍を手に取ってみて下さい。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


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