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雑感 67 一病息災

雑感 67 一病息災

数年前、中学の同級生、男女10数名で同窓会旅行へ行きました。
ほぼ5年おきに同窓会旅行が催されていましたが、自分は初参加でした。
中学卒業から50年弱、、、顔を見ても判らず、「あんた、誰?」と聞いてしまう人が2名。
相手は私の事は直ぐに分かってくれました。印象深い出来事のおかげだと思います。
しかし、私は思い出せませんでした。
相手が余りにも変わっていたのか、その当時の印象が薄かったのか、自分の情報処理保存能力の欠落か、、、まっ、どうでも良い事ですが。

瀬戸内海に浮かぶ島にある有名な神社、大山祇神社おおやまづみじんじゃ でお祓いを受けました。
私は正座が出来ません。股関節の病気と50年以上付き合っています。
16歳の時、都市部の県立病院で診察を受けた時、「これは子供が掛かる病気だけどねぇ、、、」と言われ、手術を受けました。国の難病指定だとも言われました。複数通った田舎の病院では数年、分からずじまいという事だったのでしょうか。
何の手術だったのか知りません。当時、骨を削ったと説明を受けた記憶がありますが、数年前に同じ病院で見て貰った時、「そんな事は有り得ない。」と言われました。しらんがな。
普段の生活にはそんなに支障はないのですが、寝ていると股関節が痛くなり目が覚める事が増えてきています。股関節を庇い、両膝が痛くなることも増えました。
悪化するだけの病気だと思います。人工股関節手術を受ければ、歩ける時間は大幅に増やせるかもしれないとも思います。
しかし、このまま上手に付き合ってみようと思うのです。経済的な理由もあります。

もしかすると、あの時の手術が原因で、今の”痛み”があるのではないか、、、、とは思っていません。

持病のおかげで、行動する判断基準がある程度、出来ました。
”これは無理すると当分痛いだろうな”とか、”こうすればそんなに痛くならないのでは”と、恐る恐るやってみたり、
”こんなものを食べれば、軟骨の基になる”、”股関節まわりと足に筋肉をつける為、良質なたんぱく質を取ろう”と、食物に敏感になったり、それがお腹周りに蓄積されたり
”やまとさんは、良いですよ。俺がしますから。”、”どうすれば良いか、指示ください。”と、職場で持ち上げられたり、厄介払い?されたり、
……で、いまの私がここに居るわけで、、、、

同窓会旅行の夜の宴会は、持病自慢が始まるのは中年後期者の必須科目です。
やれ、「目が遠い。」「直ぐに腹を下す。」「右乳取ったの、触ってみる?。」「煙草を止めないと死ぬぞと言われ、10数年。」みたいな会話で盛り上がる。
いつも幹事をして貰っている元”番長”から 『み~んな、どこぞ悪うて当たり前でぇ~、健康体そのもんみたいな奴なんか、おる訳無かろうがあ~。』と、大笑いと共に発せられたのです。
そこにいる全員、納得です。笑ってます。誰も悲観していません。(私にはそう見えました。)
『無病息災じゃのぉ~て、一病息災でぇ~』と、”番長”から追い打ちのお言葉。一同、拍手。
【一病息災、、、複病息災かもな~】とも思った次第です。

もしかすると、あの時の手術が原因で、今の”痛み”があるのではないか、、、、とは思っていません。と先程、書きました。

「今の症状は、あの時の診断と治療によるものだ。それが適切だったと証明できるのか。裁判で争うか?証明責任はそちらにある。」
私の事ではなく、世間からそんな声がたまに聞こえてくることが有ります。(テレビや新聞、ネットですけど)
当事者にとっては、それも正解だと思います。その気持ちも分かります。
当事者の周りに、敏腕の弁護士さんや識者、活動家?が纏わり着く場合も散見されます。
その昔、江戸時代には”ゆすり、たかり”と言う職業が確立していたと聞いた事も有ります。
纏わり着いたまわりの方々にも、正義があるのでしょう。けっして昔の職業をなさっているのではないと思います。

ただ、ある人が何かに書いていらっしゃいました。

昨今の レイン〇ー(虹)活動と呼ばれるものは、、、
「 T の方々を、営利目的で増やそうとしている。」
「欧米では、思春期の若者に起こりがちな不安や迷いを煽り、T であると診断し、、、ホルモン剤や精神薬を投与し、短期間の診療で FTM 、MTF への手術を行っている。」
「後悔しても取り戻せない。」
「事実、レイン〇ー(虹)活動団体への寄付金の出どこや賛同者に、世界的な製薬会社や医療法人が名を連ねている。」
「T 以外の G、Q などは、インパクトが大きく、社会への訴求効果が高く、活動家として期待できる。」
「国や社会が混乱すればするだけ、人の心は不安定になりやすい。ビジネスチャンス。」だと、、、
詳細な調査や過去の記録も丹念に調べ、その活動を一刀両断にしていらっしゃいます。

LGB、Qなどは、、、病気ではない趣味趣向、性癖、表現の仕方、、の方向で、病気と言えるのは T  のみではないでしょうか。
それも、トランス手術する事だけが治療でもないと思います。
人それぞれだと、思います。千差万別です。グラデーションです。

そういう方々と、私の持病の事を同次元で述べるのは、不適切だとは思います。
でも、私は思うのです。

『み~んな、どこぞ悪うて当たり前でぇ~、健康体そのもんみたいな奴なんか、おる訳無かろうがあ~。』

完璧な人間は居ません。趣味趣向、性癖、表現の仕方が病気だとも思いません。

みんな、どっか人とは違う所があって当たり前で、他人を非難したり、嫌悪する事も、一種の病気?、個性だとしたら、、、

『複病息災』 で良いんじゃないですか。

歩けなくなるのが早いか、煙草の吸い過ぎで がん になって死ぬのが早いか、認知症になって川で溺れて死ぬのが早いか、、、
とても楽しみにしている、、、やまとやじろべえ でした。
ではまた、ごきげんよう。

【すみません。思考がどんどん飛んでしまいます。何が言いたいのか分からないかもしれません。病気なのか個性なのか、わかりません。でも、これが私なんです。】

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