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雑感 30 変態紳士クラブ 夜風

雑感 30
変態紳士クラブ 夜風

 先日来より、勤務先の混乱に伴い若かりし日の憤りが蘇り、卑屈な感情のままに日々愚痴をこぼしています。
見たくも読みたくもない内容でしょう。分かります。男の、しかも老人の愚痴なんぞ、何の役にも立ちません。
愚痴や吐露する思いを聞いて貰い、他人から感情移入され慰めてあげようと思われるには、女性の方が呟いた方が優位でしょう。
良いんです。所詮、自己満足です。 じい 行為です。

溜息ばかりついている最近、ある曲がYouTubeMusicから聞こえると涙が滲んできます。老人性涙腺過敏症には良くない刺激の曲です。

変態紳士クラブ 「夜風」

歌詞の内容が、20歳代の自分と重なります。
知識や経験も無いくせに、組織に あらが っていました。
自分の非力に嫌気が差し、週末の夜、車に乗って都市部の繁華街(風俗)へ通っていました。
誤魔化し方が分からなかったし、慰めてくれる彼女も居ませんでした。
でも、追い詰められる業務を少しでもこなす為、定時時間数と同程度の時間外労働をすると、風俗に通う元気も無くなります。
給与は増えますが、月1回や2回の休みに、そういうお店に行くと気が大きくなり、高級店へと向かう事になり、すっからかんになっていました。
年齢不詳の女性の方々から、ボラれたり、財布からいくらか抜かれていたりもありました。そんなところで別な意味で あらがうと、目が見えにくくなったり、歯が折れたりしました。よく覚えていませんけど。

ある時、テレビドラマ(浅黒い青年の刑事ドラマ)で、
『やりたい事があるなら、偉くなれ。』
と、下唇が特徴の元コメディアンの俳優さんがおっしゃっていました。
その通りです。偉くならないと、話も聞いて貰えません。
人から認めて貰わないと要望も只の希望、意見(愚痴)に終わります。実益の無い肩書でも、有ると無いとでは雲泥の差です。

狭い範囲ではありましたが、知識を詰め込みました。ありとあらゆる記事や本を読みました。
戦時中の追番管理方法、戦後の製番(製造番号)管理方法、ABC管理、T社の”ジャストインタイム生産方式”、”かんばん方式”、
流行していた”NPS”(ニュープロダクションシステム)、稲盛氏の”アメーバ経営”などなど、、、、
正直、身にはついていません。実践も、出来る範囲で見よう見まねでやっていました。ただ相手へ持論をまくしたてられる位の知識は得ました。
年齢と共に、上部組織への要求も通るようにはなりました。
でも、決定権はありません。昔も今も、ありません。微調整の範囲内でしか、出来る事はありません。

結局、20歳代、30歳代、40歳代、50歳代も60歳代も、上部組織に抗っていました。
それが理由で自分も今所属している職場も、良くない立場に居るのかもしれません。
『冷静な口調で、正論を言われるから、面倒臭いんだよね。』と上部組織の方はおっしゃいました。
正論が常に正道ではない、とも理解はしています。
【やるんじゃなかった、、、逃げちゃえば良かった、、、】と、今更ながら思います。

今回の混乱期に、部下の一人が別の混乱場所に無理やり駆り出されました。
この駆り出される時にも、上部組織に抗いました。その人の事を思い、時間外労働の抑制、メンタル面の保護、健康の保持の為に「無理なものは無理だ」と、抗いました。
しかし最終的には、従わざるを得ません。なんせ社長が、親会社の部門長ですから、、、、
その部下の駆り出された先での時間外労働は、120時間(@/X日間…明確には書けません。労働法違反です)でした。
出向先の労務管理は出向先でと思いますが出張扱いの為、管理責任は当方にあります。
私自身は、自分の業務もその部下の業務も、夜中まで処理し こなしました。
戻って来たその部下は「やまとさんが居なかったら、この会社、持ちませんでしたね。」と言ってくれました。
内心、【しまった。失敗した。こんな事、言われるようになっちゃダメなんだ、、、「この人が居なくても、どうにかするよ。」と言われる様に、他の人を育てないといけなかったんだ。】と思いました。
少数精鋭と言う おだ てに乗らず、『出来ない。』、『無理。』を連発し、上部組織からも常時心配して貰い、関りを持っていないといけなかったんだと思いました。

やり過ぎたのでしょうか?
立場を わきま える事が足りなかったのでしょうか?
底の浅い人間が、大風呂敷を広げても叶う事の出来ない夢だったのでしょうか?
いずれにしても、私にはもう時間がありません。良くない部分は『あの人が良くなかったんだ。』と言う賛辞と共に、いずれ退場します。

今まだ、若いと思っていらっしゃる皆さん。
世の中や、今いる組織に抗ってみても良いんじゃないでしょうか?そりゃしないに越したことはありません。
でも、知識と資格とスキルは十二分に持つようにしてください。
知識は、詳しい人に教わる。本を読む。ググる。良い世の中になってます。
資格は、学歴や所属先の認定や公認資格と色々あります。自分に合ったものを探してください。
スキルは、とにかく身に着けるしかありません。スキルの無い人は信用されません。今の仕事を続けて、腕を磨いてください。

偉そうなことを言ってすみません。そんな私は、、、
変態紳士クラブ 「夜風」 に対抗し、変態老人クラブ 「冷や水」 と言う小説でも書こうかな、、、、。
う~ん、、、妄想が広がらない、、、、。「ダメだっ、こりゃっ!」(ダミ声で)

やまとやじろべえでした。
では、また、ごきげんよう。

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