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小ささの大きさ日誌〜生後2ヶ月目〜

お子が生後3ヶ月を迎えた。先月書いた記録を読み直したり、1ヶ月間に撮りためた写真や動画を見返したりすると、「こんなに変わったのか…」と驚く。それは毎月のことだけれど。

この子にとっての世界は、とんでもない速度で変化しているんだろう。赤ちゃんには、メンタルリープという、脳が急速に発達する時期が何回もあるらしい。五感の発達や、意識の誕生などなど。僕はもう、「世界に反応しているけど、意識はない状態」なんてわからなくなっているけれど。お子の世界は、毎日のように目まぐるしく変わる。

もう二度と、この子の2ヶ月目には出会えない。何度も何度も、新鮮に打ちひしがれる事実。脳と心と目と耳とに、お子のすべてを焼き付けて。いきててくれてありがとう、と伝え続けよう。

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2ヶ月目ではじめましてだった、お子の変化を記してみる。

◆爆笑するようになった

先月から少しは笑っていたけれど、あきらかにご機嫌で楽しそうに笑うようになった。お気に入りは、縦抱きしながら、お子の身体を揺らしてあげる動き。SEKAI NO OWARIの『Habit』を流しながらゆらゆらさせると、お子史上最大の笑顔を見せてくれた。妻とふたりで悶絶した。
(動画を撮れたので、見たい人はお伝えください。ええ、これが紛うことなき親バカです)

◆目を見て笑うようになった

これは最近。まっすぐ僕や妻の顔を見て、満面の笑顔をするようになった。言わずもがな、悶絶です。ハートは撃ち抜かれまくって、穴ぼこだらけ。視界が少しずつハッキリしてきたのだろうか。僕と妻を認識しているのが嬉しい。

◆甘え泣きするようになった

いままでの泣きは、「おなかへった!」か「ねむたい!」のどちらかだけだった(気がする)けれど、「おら!構えや!」と泣くようになった。急用につき、片手で作業しながら遊んでいると、不満そうに泣く。こちらを真っ直ぐ見据えて、泣く。ごめんごめん…と全力で向き合うと、楽しそうに笑顔を見せる。かまってちゃんかよ。ずっと構いますね。

◆声のバリエーションが増えた

「あうあう」とか「うー」だけだったのに、「きゃっきゃ」言うようになった。文字で表すのが難しい言葉もたくさん。

◆お外に慣れてきた

いままでは、お出かけすると「ここどこや!!」と緊張した面構えで固まり、少しすると「怖いんで寝ますね!」と寝ていくことがほとんど。知人友人の集まりに行っても、「おとなしいね」と言われていた。でも、ようやく?お外でも泣くようになってきた。興味深そうに、きょろきょろすることも。世界が広がってきたのは嬉しい反面、お外で泣くようになると大変やなぁ…と不安でもある。

◆夜に寝る時間が増えた

これは、本当にありがとう。あなたのペースで寝ていいんだよ…と本気で思いつつ、やはり寝不足はしんどくて。親である我々が笑えているのも大事だよなぁ、でも無理に寝かせるのもなぁ…と、睡眠については悩んできていた。そのなかで、特段無理をさせることもなく、まとまった時間寝るようになった。最近は、授乳のために起きるのが1回で安定してきている。何度かは、20時頃に寝て、次に起きたのが3時だったことも。7時間寝れたで、おい…。これが毎日ではないし、もしかしたら起きる回数が増えるかもしれないけれど、お子が頑張ってくれているんだなぁと思う。

うーん…もっと変化があった気もするけど、いったんここまで。

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2ヶ月目に、僕が感じたことも綴っておこう。

◆相変わらず、感動して泣いている

相変わらずです、はい。3日に1回くらい、お子が目の前に存在している事実に震えては、涙を流しながら抱きしめている。リアクションが増えてきて、お子は人間なんだな…と感じる機会も増えたから、なおさら。だいすきな妻と親になったのか、この子には僕の血が入っているのか。不思議だ。

◆死や生について、めちゃくちゃ考える

お子を通じて、世界との繋がりが増えた感覚があって。だからなのか、いままで避けてきたものを見たい、見ないといけない、と思ったことがある。もともと「いつか死ぬのに、なんで生きるんだろう」と悩み続けてきた。おそらく、それが行き過ぎて、うつ病にもなった。結局そこに答えはないけれど、より深く向き合うためのなにかを、お子が教えてくれている気がする。というか、そこに答えがないことに絶望しなくなった、のかもしれない。

◆どう生きていくかも、めちゃくちゃに考える

だいすきな妻とお子と、変わらず笑い続けるにはどうしたらいいのか。めちゃくちゃ考える。考えれば考えるほど、袋小路に迷い込んで、夫婦ふたりで落ち込むことも多いけど。まぁ簡単に道が見つかるわけでもなく。長い目で、安久都家としての生き方を模索していきたいところ。

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こうやって言葉にしてみると、言葉だから残せるものと、言葉では掬いきれないものがあるな、と感じてしまった。写真や動画は撮っているけれど、それはあくまでも記録用で。今回の言葉も、感傷的なものではない。そのときの空気や感情を映し出すなにか…を探してもいいのかな、と書きながら思った。

来月の日誌では、ちょっと違う形式を試せたらいいな。

妻目線の2ヶ月振り返り日誌はこちら


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