「普通じゃない」といわれることについて。

最近は、いくつかの小説を同時進行で
気分次第で読んでいく感じで、
読書を楽しもうとしている。

統合失調症と診断されてから、
あまり何かに集中できることが
うまくなくなった。

本当に好きだったことも、
短い時間で少しずつしかできなくなった。

ただ、6,7年がたって、
ある程度興味のあることに
集中できる時間が増えた。

今日、THE MANZAIという
あさのあつこの小説を読み返していた。

自分が中学生ぐらいの時から、
幾度か読み返していた小説だ。

全部で6巻ある。

小説の最初の方の描写で、
主人公の歩が、
友達と話していても、
色々過ごしていても、
なんだか苦しいということを
友達にうち明かした。

その友達は、
冗談半分で返して、
それ以降あまり話しかけなくなった。

そして、先生から、
「なんだか普通じゃないぞ」
と言われて、歩は不登校になった。

その後、様々なことがあって、
歩は学校に復帰するのだが。

中学生ぐらいの時から
そういう小説を読んできたので、
「普通」という言葉に
今でもすごく違和感を感じる。

「普通の人」って誰?
具体的に誰なの?
なんで「普通」じゃなくちゃいけないの?

今でもそういう考え方は
あまり変わってない。

今日、その小説を読んでいたら、
この記事の一番最初に添付されている、
とある一曲を思い出した。

親日家のミュージシャンの二人が、
日本語で書いた曲だ。

自分らしさって、
そんなにいろんなところで
大事にされた記憶がない。

みんな自分に害のない人間関係を築いて、
孤独にならないように必死になっている。

嫌われたくないから、
色んな自分の中の何かを
かくして過ごしている。

今でさえ自分は
こういうところで自己表現ができるようになって、
「本当の自分」を少しずつ
表現できるようになった。

今まで出会った人の9割は
自分のことが嫌いだと思っているし、
本当に自分の考え方を
分かち合える人には
未だに出会ってはいないけれど。

嫌われる勇気みたいな自己啓発本を見たが、
既に多くの人に嫌われている自分が、
読もうとは、当然のことながら思わない。

そして、
テンプレみたいな、人間関係や、
ヒットする音楽や漫画やアニメ、映画、
人生の過ごし方のマニュアルみたいなものが、
なんとなく嫌いだ。

基本的に、ミーハーは好きではなくなった。

みんな、自分をテンプレに押し当てて、
自分を隠しながら生きていて、
苦しくないのかなあとか、
たまに考える。

最近よく見かける記事も、
テンプレ通りに生きていけばうまくいくよみたいな感じで、
あんまり好きじゃない。
そんなこと絶対にありえない。

THE MANZAIの登場人物のセリフの中で、
「面白い奴が一番いいじゃないか」
というものがある。

自分もそうだと思うし、
結果や実力でマウントを取ったり、
ステータスに利用している人間よりも、
よっぽど魅力がある人間だと思っている。

自分は決してそういう人間だとは、
思わないけど。

うまくまとまった文章ではないと思うけど、
「普通」という言葉に今まで抱いていた不満や、
本当の自分らしさを透通すことについて、
いろいろ考えた。

自分らしくいることって、
多くの人に嫌われることが当たり前だと思っている。
ただ、それはすごくきついことなのだけれど。

ただ、そういう強さを自分は持てるようになりたい。

そういうことをふと持ったので、
ブログにしてみました。

読んでいただいた方はありがとうございます。

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