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「動く」ということ

2023年1月6日~7日にYRP横須賀で開催された行政デジタル改革共創会議について船橋市の千葉さんが書いていたことに少し感じるところがあったので、追いnoteを書いてみました。

ちなみにこのイベントに関して私は初日の「オープンデータどうするんだよカイギ~自治体オープンデータのすゝめ~」に登壇したのと、現地でちょびっと会場運営を手伝ったくらいで、それ以外はほぼ何も貢献できていないということは先にお断りしておきます。笑

イベントの中身については色々な人が書いてくれているので、ここでは触れることはしませんが、千葉さんのnoteでは以下の部分が印象に残りました。

初回こそキックオフメンバーが中心の少数で始まりましたが、すぐに関係者は増えていき、必要なタスクが割り振られ、想像していた以上に順調に準備は進みました。
ここで驚いたことがひとつあります。それは「発生したタスクは誰かがすぐに拾うこと」です。永遠のパス回しと静寂の我慢比べが当たり前の地方公務員からすると、結構衝撃的な出来事でした。もちろん全員がボランティアだからこその動きなのかもしれませんが、多分そうだとしても全員が公務員だったらああはならないと思います。
そしてそれ以上に、多様なメンバーが集まった集団はすごい(語彙力不足)ということを実感しました。これも、同質性の高い組織しか知らない公務員ばかりではあのような集団にならないでしょうし、だからこそ、公務員はあのような集団に身を置くことを経験すべきだと思いました。

なぜかと言えば、私が数年前に似たような体験をしたことをnoteに書いていたからです。

このnoteでは、横浜市職員有志勉強会「よこはまYYラボ」が「この指とまれ型」の勉強会になるキッカケを作ったイベントのエピソードを書いています。
あの時もひとつの目的に向かってメンバーひとりひとりができるタスクを拾いあい、積み重ねてひとつのアウトプットが生まれ、その結果としてみんなが気が付いたことが「物事が進まないのはヒトに問題があるのではない。仕組みに問題があるんだ。」ということでした。

今回のデッカイギにはCode for Japanメンバーも関わっていますが、正直「ガチの公的クラスターとシビックテック側の人たちが同じ場所で同じ目的に向かっていく光景」というのを想像することは数年前の私には少し難しいことでした。
どちらの世界にも関わりのある自分の目から見ても、それくらい双方の文化は交わらないものだと感じていたからです。(←ちょっと上から目線ですいません…)

どこで風向きが変わったのかは正直全然わかりません。
でも、公務員であろうとなかろうと立場を越えて人と人が協力しあうことは可能であるという持論を持つ身として、明らかに「ともに考え、ともにつくる」という世界が手の届くところに来たと感じられることが純粋に嬉しく、これからの未来に希望が持てる出来事でした。

そんな環境の中で自分になにができるのか。
改めて考えていこうと思いました。