『株式会社ウチらめっちゃ細かいんで』を読んで(個人的雑感)

日本初! ひきこもり当事者・経験者主体の会社代表による初の著書!
代表である著者が、会社設立に至った経緯、今日までの紆余曲折、
ひきこもりの方の可能性、ともに仕事をする中で気づいたこと、
感じたこと、学んだこと、社会への提議などを1冊にまとめました。


読んだ!ので個人的雑感です。

■ どうして読んだのか
・D×Pの仕事でめちゃこまさんの名前&やられていることはざっくりとは知っていてサービスの詳細を知りたいと思った
・自分の仕事でも全国の引きこもりの10代、20代と関わることがあり、引きこもりと呼ばれる人たち全体への理解を深めたかった
・仕事で使えるサービスや情報などがないかなと思った

■ 分かったこと
・『引きこもり』は良くも悪くも自分と同じ ポジティブな面もネガティブな面もある 当たり前だけどそれはその人を表す1つの表現方法でしかない

・自助団体と株式会社の両立、第二のめちゃこまを作るのは十分な引きこもりへの理解を持つ&高度なバランス能力を持つ人が必要があり、そういう人材不足のため難しい もっと行政や社協の手が入ることが必要

・「引きこもっていてもいい」自分で生活できるのであれば引きこもっていても本質的には何も問題はない

・ITの仕事ができるだけでなく農業につなげる&住宅確保の動きまでしている(IT関係の仕事しか無いのかなと思っていた&そういう適性が無いひとはつなげるの難しそうと思っていたからIT以外の業界にも進出していることがすごいなぁと思った)

・引きこもりの人には十分な情報を届けて、選択は本人にさせること 結果的にそれが本人の精神的負担を軽減することにもつながる

■ 思ったこと
・めちゃこまさんのような会社があることは引きこもり当事者だけでなく、全ての人にとって心のセーフティネットになるなと思う。誰でもいつでもつまづく可能性はあるから、そこでやり直せる選択肢があることを知れることで生きる希望になることもあると思う

・引きこもりへのサポート、支援が「就労」に必ずしもつなげなくてはいけないというのではなく、まずは居場所づくりや、ひとりひとりが「安心して過ごせる場所や自らの役割を感じられる機会をつくる」というのがまさに自分も重要だなと感じていたことだったのでやっぱりなと思った

・私の印象としてはかなり「引きこもり経験者が講師であること」にこだわっていたように見えるが果たして本当に引きこもりを経験していることは必要なのかな?と思った。もうちょっと要素を小さくしたら必要になる条件が小さくなっていろいろな人材を採用できそう。(自助団体と兼ねているからそれは確かにそうなのだろうけれど。というか自分自身が「自助団体」への理解を深める必要があると感じた。自助団体というものが何をしているのかもっと知りたい)

・支援者の疲労問題は身にしみて感じる

・実際引きこもりの人たちと一緒に働くことでスピード感や、細かいところに気づいてしまうことなど配慮や工夫は必要 ←一般企業がそうまでしても引きこもりのひとを雇用したいと思える理由づけが必要

■ めちゃこまさんの使えるなぁと思ったサイト
◎プログラマー無料適正チェック
https://www.progra-master.com/hk/aptitude_step1.php

◎在宅ワークポータルサイト  hiki.work
https://hiki.work/

◎峯上農園HP
https://gifted-creative.com/mine-plantation/


■ まとめ
改めてだけど、引きこもりの人が主体になって会社を動かすということ、一般の人はなかなか想像しづらいと思うけれど、それを実現させていることが素晴らしいなと感じました。自分の団体でももっとできることありそう。


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