ブログ(vol.12)双極性障害の対処法 - その2

双極性障害の対処法 - その2 (vol.12)
2015年08月24日

どうも〜

みなさん、今日の調子はいかがですか?

鬱で辛い方も、躁状態でわけがわからないハイテンションになっている方も
「生きてるだけで丸儲け」(by 明石家さんま)ですよ!!

私が肝に命じていることですが、人生は文字の通り「地獄のよう」です。
ですから、山あり谷ありで当たり前なんです。
鬱状態になると、どうしても「他の人が幸せそう」に見えて仕方がありません。
と同時に、側で他人が転んでも、「大丈夫ですか?」と声をかけることすら
億劫で、余裕がないことが続きます。

でも、大丈夫です。そんな日は必ず、なくなります。
私が太鼓判を押していいます。どんな真冬でも、やがて春はきます
今は時間が必要なだけです。ただそれだけ。

だから、「身体の叫び声」をきいて、身体の回復を待ってあげてください。
大人しく、「他人の幸せ」を恨むことなく、ただただ「自分の心と
身体の声」を聴くことだけに全集中すれば、回復します。

・・・・・ ・・・・ ・ ・・・・・

さて、今回も引き続き「双極性障害の対処法」について
少しずつ書いていきますので、最後までご愛読いただけると
嬉しいです。

以下の文章は、ある双極性障害の方とのメール交換の中で
行われた会話を元にしています。
かなりプライベートな内容もあり、残念ながら全部は載せられません。
ですので、あくまで抜粋ですが、双極性障害の症状に悩んでいて、
解決の糸口がないような方の何かのお役に立てれば幸いです。

(ちなみに以下は私の返信メールを元にしています。>印が冒頭に
ついているのが、お相手の方です。)


>今日の体調はいかがですか?日本は、まだまだ残暑が続き暑いです。
ここのところ、調子はかなり安定していますよ。お薬様様です。
同居人やよく連絡を取る友達に、「無理してない?元気?」とかなり心配されていますが、当の本人はすこぶる元気で、意識的に行動をゆっくりして、ブログに書いた「がんばらない」を続けています。「10のうち2でOK!」って、完璧主義の傾向が強い双極性障害者には辛いもんですが、私はもともと(小学校高学年で徹底的に教育される前までは)結構ダラダラするのが好きなタイプだったことを思い出して、のんびり生活しています。

そうやってしばらく過ごしていると、どれほど自分が「せっかち」であり、
「短気」で「イライラ」していたのかが手に取るようにわかるようになりました。もともと学者肌なので、自分を「実験台」にして日々「観察」しています(笑)自分観察って思ったよりも、ずっと楽しいですよ!(^_^)今の私の一番の趣味ですw


>私の病気は、上司との関係(パワハラ)が原因で、当初、うつ病と診断さ>れました。それでも会社へ普通通りに出勤し仕事ができていたのですが、>その後、病名が双極性障害(Ⅱ型)に変わり、会社を2年7ヶ月の期間、休>職しました。今年の3月に復職し、現在に至っています。今は、きちんと>出勤できてますが、仕事はボチボチでんな状態です(^^;)

>さーちゃんーさんが、すごいな偉いなと思う点の一つは、
>ご自分の病気を分析し正確に把握されている点です。
>私は自分の病状をきちんと把握できていません。
>特に躁状態を全く自覚できていない(躁の期間が何時なのかわからない)>ので、今後、どうやって躁状態を認識するかが今の私の課題です。

○️○️(お相手)さんは、「躁状態」がほぼ毎回把握できていないのですね。
そういう場合の対処法はいくつかありますよ。

もうご存知で、すでに試されているかもしれませんが、
例えば、私が気をつけているのは

・(自分で)気分の高揚を確かめる(例:早口になってないか、イライラしてないか)
・(他人に)気分が高まっている気配がないか、確認してみる
・(他人に)いつも気をつけて観察していてもらう。そこで変だと少しでも気がついたら、見逃さないで直接言ってもらう。
・(自分で)躁鬱関係なく、日頃からスピードをかなり落として動く

という感じです。他にも細いのがいろいろあるんですが、
一応上のが最も気を使っている点です。

「他人に」というのは、誰でもいいわけではなくて、できればご自身を
よく知っていて、よく顔を合わせる(例:奥様、子供さん、職場の同僚など)人でないと意味がないと思います。というのも、そういう「近い存在の人」でも、気分の観察なので、やっぱり判断に困ることは多々有ると思うので、「遠い存在の人」だと、あまり意味のない「助言」になってしまうと思うからです。

あと、そのときに注意しているのは「鵜呑みにしない」ことです。
「人に観察を頼んでおいて、いうこと聞かないのかよ」と思われても、
一度助言を受け入れてみて、できるだけ「そうかな?」と自分に問いてください。それでも身体が「大丈夫」とか「そうでもないよ」とか言ってる感じであれば、助言はありがたく心に留めておいて、マイペースで作業をつづけていいと思います。ある程度は自分を信じて「気分に流される」のも大切だと思います。

私も過去にやってしまっていますが、よくあるパターンで、「気分の波がわからないといけない。周りのいうことが違うけど、どれを信じればいいんだろう…」という感じで考えすぎてしまうことがあります。が。大事なのは、そういうときに、少しでもいい(1〜3分くらい)ので、時間を取り、目をつぶって、自分の「身体」の「声」を聞いてあげてください。それが回復への大きな第一歩だと思います。


私の場合は、少なくとも「考えすぎて、自分に要らぬ圧力をかける」よりも、ずっと「どうにもならないから、とりあえず今回は流されてみようかな」くらいの気持ちのほうが、回復に近づけるような気がします。

他にもいろいろとやり方はあると思いますので、試してみるといいと思いますよ。私はまだ双極性障害と診断を受けてから日が浅いので、日々「実験」ですから、やってみていいことと悪いことの差もそうですが、「自分に合った」対処法を見つけるのがベストですね。でも、こうやって情報交換しているうちに、お互いがお互いに学び合って、ひとりでは考えもしなかった新しい道や方法に出会えることができるので、嬉しく思います(^_^)

・・・以上が私とそのお相手の方のメールから抜粋したものです。

先述したように、私の書いていること以外にも対処法はいろいろあり、
本当に十人十色です。ですので、いろんなことを(無理のない範囲で)
試して見るのが一番だと思います。
ひとそれぞれ、性格も育った環境もそして好みも違うわけですから。
自分に適した「対処法」を見つけることが回復への一歩です。

あるサイトで見つけた助言のひとつに「復職までのステップ」というのがありました。

うる覚えではありますが、

   ① 時間通りに起きる、寝る
   ② ときどき家事をやる
   ③ いつも家事をやる
   ④ 週に1〜2回外出し、日用品の買い物をする
   ⑤ 週に3〜4回外出し、ごく親しい友人と会う
   ⑥ 毎日運動をする
   ⑦ 読書をする
   ⑧ 友人と電話をする
   ⑨ 簡単な手続きをする
   ⑩ 復職に向けて作業開始(軽くスタート)

これをひとつずつ、やってみて、自分でチェックするという
方法の提案でした。本物のサイトにあったものは、もっと
大雑把だった気がしますし、多少違った内容だったと思います。
ですから、上記のステップ表はあくまで「私個人のステップ」です。

ひとによって、読書より外出が億劫だという方などいると
思いますし、そこらへんは本当に「それぞれ」だと思います。
大切なのはそういった細かなステップではなく、

「自分のできることを簡単な順番で書き出して、実行してみる」

ことです。

私の場合は、ステップ①〜②に一番時間がかかってしまい、
なかなかステップ③のレベルまで追いつかず、
「いつ元気になってくれるんだ、私の身体ぁ〜!」
って思っていました。

でも、③ができたら、あとはそんなに時間がかかる
こともなくて、すぐに⑩まで行きました。
何事も、「最初がいちばん難しい」のかもしれません。
なので、最初に時間がかかっても、気にせずに根気よくですよ!

・・・・・ ・・・・・ ・・・・・


長くなりましたので、今日はこの辺で。

また次回お会いしましょう

・・・・・・・

【ツイッターもやってます→】https://twitter.com/notifications

【ユーチューブはこちら→】https://t.co/IClzcGXkcu?amp=1

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?