華がある。

この人をみるといつも思う。山崎賢人。

彼の周り、半径何メートルか、光に照らされてる。そんな感じ。

躍動感ある展開、相変わらずアクションも凄い。

キングダムと被り感あるのは否めない。それでも、なかなか面白かった。

日露戦争後の明治末期の日本。北海道を舞台にアイヌの埋蔵金をめぐる男たちの争いを描く。原作は大ヒットした漫画。今回実写版で映画化。

死の戦いであった二百三高地を生き残り、「不死身の杉本」と呼ばれる杉元佐一（山崎賢人）。

北海道である男から、アイヌ民族から略奪された埋蔵金の話を聞く。奪った男は捕まり網走刑務所に入るが、隠し場所を一切漏らさず、同室の囚人に刺青でヒントを掘ったという。

他にも帝国陸軍の精鋭集団、脱獄囚たちが、それぞれの事情でこの埋蔵金を狙う。

戦争で失ったものを取り返そうとギラギラに脂ぎった男たちの争い。そんな中でアイヌの少女アシリバ（山田杏奈）が随所でみせる、アイヌ民族に古くから伝わる教えが物語の良心となっている。

また舞台となる、吹雪舞う北海道の景色が大変素晴らしく、心に残る。

玉木宏、舘ひろし、眞栄田郷敦などが特長ある役で登場し、盛り上げる。たぶん原作に似せてるんだろう、最初誰だか分からなかったくらいだ。特に玉木宏。本当に最後まで誰か分からなかった怪演ぶり。凄い。

なお、最初に言っておくと、続きがあり本作では終わらない。またエンドロールのあとも続編への前振り的な映像流れるので最後まで視聴すべし。

続編も楽しみだ。