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『コーヒーロースター 欧州エディション日本語版』と「旧版」とのルール変更点について

Saashi & Saashi(サアシ・アンド・サアシ)のSaashiです。

2019年12月26日より一般販売を開始した『コーヒーロースター 欧州エディション日本語版』(以下、欧州版と表記)と、2015年16年にリリースされた日本オリジナルの『コーヒーロースター』(以下、旧版と表記)との変更点について解説します。

「ゲームルールに関連する変更点」と、「その他の変更点」の2つに分けて説明します。


「ゲームルールに関連する変更点」


特殊効果のコスト」がランダムに

タイルランダムに

 旧版ではボードに印刷され固定だった「特殊効果のコスト」が、欧州版ではセットアップ時に特殊効果タイルをランダムに配置する形式に変わりました。(コスト自体も少し変更されていますが、難易度には変更がないレベルの変更です)


・焙煎ボードの表面 / 裏面の難易度調整

焙煎ボード

 旧版(2版)では表面(スタンダード)と裏面(イージー)で印刷が異なり難易度に違いがありましたが、欧州版でもそれは踏襲されています。
 表面と裏面で、特殊効果のコストやゴミ箱の数などに違いがありますが、おおむね欧州版のほうが少し何度が下がった易しい調整になっています。また、欧州版の裏面(イージー)ではボード上にフレーバーチップをキープしておけるスペースが加えられました。(スタンダードのボードでは大きな違いはありません)


・即時効果「5枚から2枚除去」の水分チップの扱い

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 即時効果「5枚から2枚除去」で水分チップを袋から引いた際に、旧版ルールでは水分チップを「除去する2枚」に選ばない限りは袋に戻しましたが、今回の欧州版ルールでは「除去する2枚」に選ばなくても、5枚引いた時点で水分チップがあればゲームから除去できます。ただし、それらの水分チップの代わりのチップは引き直しません。


・「フレーバーチップ2枚重ねて配置」ルールがなくなった

 旧版では「フレーバーチップ2枚重ねる」ことで、オールマイティチップと同じようにボード上に配置できるルールがありましたが、欧州版ではこのルールがなくなりました。


・特殊効果「焙煎度3チップ」のルールを一部変更

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 旧版では特殊効果「焙煎度3チップ」が欧州版では特殊効果「追加の豆」タイルに名称変更しています。
 このチップ/タイルは旧版ルールでは、カップテスト時に通常の焙煎度3チップとして扱い、スキルポイントの対象になっていましたが、欧州版ルールでは、焙煎度の合計値には加えますがスキルポイントの対象にはならない、というルールに変更されました。


・酸味(緑)のフレーバーチップは硬質豆には効果を発揮できない

 ラウンド中に焙煎を進めることを一時的に進めなくする(焙煎度の保持)効果のある酸味(緑)のフレーバーチップは、硬質豆には効果を発揮できないというルールが欧州版では明記されました。
 これは旧版からの大きな変更ではなく、明記されていなかったルールが明記されたという形です。もともとゲーム内のラウンド中、硬質豆を保持して焙煎度を上げないことにはデメリットしかないため、敢えて明記していませんでしたが、このたびはルールとして明記した次第です。


「その他の変更点」


・豆の名称 / 豆の説明文の変更

 いくつかの豆の名称と説明文が旧版から変更されています。
 豆の名称については、旧版のうち初版と第2版でも変更がございました。コーヒー豆の名称には商標などの登録なども絡む場合がございますため、それを考慮した形です。欧州版の豆の名称変更に際しては、dlp gamesと相談の上、同社の編集が主導してこのたびの変更になりました。
 また、説明文については、Saashi & Saashi の出版する日本語版のみ、旧版の説明文を元にして書き直しを行なっております。
 この経緯の詳細につきましては、noteの別記事(『コーヒーロースター 欧州エディション日本語版』にまつわる話)にございますので、ご一読いただければ幸いです。
 なお、ゲームの内容に関わる豆のチップ数など数値に関しての変更はございません


・コーヒー焙煎を説明する説明の紙

 これは旧版になかったもので、dlp社の編集した欧州版のうちドイツ語版で作成されたコンポーネントです。そのため、dlp版とSaashi & Saashi の出版する今回の日本語版との違い、ということになります。
 1枚の紙の裏表に、「コーヒー豆の焙煎」に関する全体的な説明が施されている文章でコンポーネントとしてはとても補助的なものとしてdlp版に新たに加わったものでした。
 ただし、これは北米版には付属されておらず、付属させるかどうかの判断は各出版社に任されていました。上記の豆の名称や説明文の変更に関する経緯も絡み、また欧州での焙煎の常識に基づいた編集による説明文でもありましたことから、Saashi & Saashi の出版する今回の日本語版には付属しないことと致しました。


主な変更点は上記の通りです。
これらの変更箇所については、dlp gamesの主導のもと作者との綿密な相談の上で決定されました。おおむね細かな変更ではありますが、旧版のルールを生かした上での微調整的な変更となっておりますので、全体のゲーム感としては旧版とほぼ同じゲーム感を楽しんでいただけます。

アートデザインが一新され、またボード上でトレイ(紙皿)の数が増えたり、特殊効果のコストがランダムになったりといった変更は旧版にはなかったところですので、旧版をお持ちの方で今回の『欧州エディション日本語版』のご購入を検討なさっておられる方には上記変更点をご参考にしていただければと思います。

現在『コーヒーロースター 欧州エディション日本語版』は全国のアナログゲーム専門店さま及び家電量販店さま、Amazonなどで販売中です。よろしくお願い致します。

Saashi & Saashi
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