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お灸を据える、お風呂で。

お灸をするにはお風呂場がおすすめ。

浴室は匂いを吸着するものがほかの部屋よりも少ない。キッチンで換気扇をガンガンに回しても壁紙なんかに匂いが着いて残るから、それに比べたら格段に良い。ただし、浴室でも匂いは残るのでゼロではない。あくまでもマシだというだけ。

わたしとしては好きなんだけどね、部屋に残ったモグサの匂い。しかし我が家の感覚過敏な五歳児が匂いに関してうるさい。家でも出先でもすぐに「くさい!」と言うくらいにはうるさい。
空気読んで……と思うこともあるけど、そうでした、肝心の娘の母親(つまりわたし)が「空気は読まずに吸うもの」って言ってるんだから無理だわそりゃ。

それならとベランダでやることも考えたけれど、お灸をする箇所によってはかなり肌も出るから蚊に刺されると嫌だし、季節によっては暑い(寒い)し……とあれこれ考えた結果、ここならいけるんじゃなかろうか、となったのが浴室だった。水も扱いやすいという意味では良いと思うんだよな、お風呂でお灸をやるのは。

灰や燃え尽きた後の台座灸(サムネの写真のタイプ)を受けるために水を入れた小皿を持ち込んで、あとはミニキャンドルに火を点けて、慎重にツボにあたるようにお灸を肌に貼り、ひたすらもくもくと立ち上る煙を眺めながら、ツボルーレットに負けていないかドキドキする。お灸はツボにちゃんとヒットしていればそこまで熱く感じないけれど、外した場合は熱い、結構。

先にネットや本でツボの場所を確認して、そこにペンで印をつけておく。お気に入りのツボはお灸をする頻度も高く、その都度「ええと、ここから指を三本……」と確認するのがめちゃくちゃ面倒だから。ええ、ズボラです。ズボラですよ。

ちなみにわたしは台座灸と棒灸をその時の気分によって使い分けている。やけどしないように慎重に肌に近づける……のは面倒だし、棒灸はホルダーを使う。ホルダーで肌との距離を調整できるから楽でおすすめ。そして台座灸よりも派手に煙が出るから勢いよくモクモクしたい時にもおすすめ。そんな時があるのかって?あるんだよあたしにゃ。

髪にしっかりついた匂いは、後でシャンプーをすることでさっぱりと落ち、万事解決。お灸前後30分とか1時間は入浴はしない方が良いので、お灸した後にお風呂を洗ってお湯を張ればめっちゃスムーズ!

わたしは花粉症の症状がひどい時は引っ張られて肩こりもひどい。以前なら肩に貼り薬(トク◯ンとかサ◯ンパス)を貼っていたけれど、肌荒れがひどくなって貼れなくなってしまったので最近はお灸頼み。ありがとうお灸、いい薬です(薬ではない)

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