見出し画像

それは、地蔵盆だ~夏の謎風習~

いつもお世話になっております。
するめでございます。

ときどき、小さい頃体験した謎の風習を思い出すことがあるのです。大抵は、大人になると「あ~これだったのね」と分かるのですが、最近まで???と思っていた風習がありまして。


するめの地元は、大阪でして。

以前住んでた家の町内で行われていた行事の話で、今の実家と同じ市内ですが、町内お地蔵さんがあり、地蔵盆なるものをやっていました。その家に住んでいたのは、3歳~5歳までなので、そもそも記憶も朧げで夢か現実か分からないぐらいでした。

するめの記憶はさておき、地蔵盆とは?

お地蔵さんの縁日で、夏に行われております。関西圏に残っている風習なのと、お地蔵さんがあるところで行われるので、町内にお地蔵さんがないところのに住んでいるかたは、関西圏でも知らないという人が多いのかもしれません。

お盆に行うようでして

旧暦でやることろもあるみたいです。するめが参加した時は、蒸し暑かったことしか覚えていないので夏だったことしか覚えておりません。

WHY?地蔵盆

地蔵信仰は、子供のための守神とされているお地蔵さんと神仏習合された道祖神です。なので、子供が主体のお祭りとなります。するめが参加した地蔵盆の話ですが、町内のお地蔵さんは道祖神の役割を果たすためか、やっぱり四つ角に家の前にありました。

お地蔵さんの前に集まっていろんな話を聞いた後に行うのが!!!!

でっかい数珠を回す。

子供なのでそう思ったかもしれませんが、子供の頭ぐらいありそうな玉の数珠、しかも長くて町内の子供が全員輪になっても余るぐらいの大きさのものをせっせこ、せっせこと回すのです。何かお経のようなものを大人が呼んでいたような・・・。数珠回しがない地域もあるそうで。

お地蔵さんの夏祭り、それが地蔵盆なのです。

他にも、説法したり、お地蔵さんの服をかけ替えたり。お地蔵さん、子供の安全を祈るお祭りだそうです。


するめの記憶の話。

真夏に町内の子供達。多分、30人ぐらいはいたような。お地蔵さんの提灯がいくつもあり光が灯っていてちょっと不思議な夜に、お地蔵さんのある前の道に座り、色んな話を聞き退屈だなった思っていたら大きな数珠回し。
するめ達は、楽しみながらぐるぐると何度も、何度も回していく。終わりだよって言われても回したくていつまでも数珠を触っていたけれども、最後にお菓子の詰め合わせが渡されるので、数珠をほっぽりだしてお菓子を貰いに行く。大きな数珠を回す祭り

するめは、この地蔵盆を3歳から5歳までしかしたことがなく。ふわっとした記憶しかないのですが、とても印象に残っており、思い出すとなんか不思議な真夏の夜だとしか。

幼馴染も同じ町内だったので参加していて「あれってなんだっけ?」と聞くと「分からん。でも大きな数珠やったよな」と。
それからというもの、時々思い出しては人に「こんな行事に参加したことある?」と聞いても「知らん」と言われ色んな地域の人に聞きました。

にも「こんな行事に参加してん」というと「全然知らんな。大きな数珠って何よ。てか、お母さんに聞いたらいいやん」と言われ!!

灯台下暗し!!


母に「前の家の時にあった大きな数珠回す行事ってなに?」と聞くと「地蔵盆や」と言われて、スッキリ!!

お盆の時期に関西に行くことがあれば、地蔵盆に参加してみてください。

ほんだらまた!


この記事が参加している募集

ふるさとを語ろう

夏の思い出

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?