2023/12/24(日)日記。くりぼっち。クリスマスの武道館。夢のチョコレート工場。

くりぼっち。

僕にとってのクリスマスというと忌野清志郎だ。
RCサクセションは1981年以来、24、25のどちらかあるいは両方で10年くらい連続で武道館公演を行っていた。
僕が実際に行けたのは1回だけだが、いまだにクリスマスの思い出としてある。
ちなみに、その年1987年は夏の終わりに大阪の実家を飛び出しひさびさの東京暮らし。
アルバイトの帰りに一人住まいのアパートへは戻らず武道館へ向かった。
九段下の駅を降りて坂道を~と、サンプラザ中野の玉ねぎの歌に見事に表現された光景。
クリスマスの夜をRCのイカしたロックンロールとともに過ごそうとたくさんのボーズアンドガールズが会場へ向かう。今年はなんとなく雰囲気が違うな。やっぱり東京は大阪とは違うんだな、と思ったりしながら、武道館の前まで来て驚いた。看板にはTHE ALFEEの文字が。
ええっ?あわててチケットを確認すると、RCのコンサートは翌25日だったのだ。
コンサートの日時を間違えたのは生まれて初めてだった。だいぶ疲れていたのだな。
すごすごと西武池袋線東長崎駅近くのアパートへ帰ったのだった。
もちろん翌日のコンサートは大いに楽しんだ。
今はもう覚えていないけど、確かに、素晴らしい瞬間があった~~~、
アンコールで、チャボとふたりでアコギをかき鳴らしながら歌ってくれたのが
オリジナル日本語詞によるボブ・ディランの「風に吹かれて」だった。
あのとき、清志郎さんが何度目かの次のフェーズに入ったのに立ち会えた気がして嬉し涙が出た。
翌年は同曲を含んだ「カバーズ」が大いに話題になった。

清志郎さんが天に召されて何年にもなる。
RCを聴くことも以前より少なくなった。
それでも僕にとってのクリスマスは、退屈だったこの国に天からのエアメールのように届いた、
忌野清志郎の数々の歌を思い出す季節なのだ。

と言いながら、今日はローリング・ストーンズのストリップドライブを聴きながら久保田をお猪口に一杯。

あ、妻と娘が帰ってきた。
みなで「夢のチョコレート工場」を観る。
むちゃおもろい。

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