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書けない女が有料note.を紹介するー1

はい、どーも。
書くよりも読む方が得意な鯖.です。

さて、今回ご紹介するのは、あるライターさんの「あとがき」だ。

短編をUP後に読者さんから様々な反響があり、書き手さんからの回答として位置付けられている。

鯖.はまずこれを先に購入した。理由は以下の通り。

100円。しかも気に入らなければ返金します。

そんな気概を感じた。書き手ならば、どうしたって気になるであろう「自分の文章にどれだけの価値があったのか」を確かめたい。そんな印象を受けたからだ。

だが、それはいい意味で覆された。
自己を満たすだけのエゴサーチ的なものではない。むしろその逆だ。

購入後、改めて本編を読む。そして確信した。

読者やクライアントを意識しすぎるあまりに、美しく、体裁良く仕上げる人が多い中で彼女は異質だ。

彼女が書くものには必ず葛藤の痕跡がある。隠しに隠しても、まとまりのある文章の中から、奥から、それらが訴えてくる。

本当に書きたい物はこれなの?
読者ウケじゃなきゃダメなの?

そんな彼女の心の声のようなものが。

まともに文を生業とする人ならば誰しもが、何度でも感じたことがあるだろう。

自分の好き、を捨ててまで書いたものへの評価が高いほど感ずる自身への裏切りにも近い苦痛。プロで在りたいという希望というものの儚さ。

それがありありと読み手に伝わってくる。

ここまで読んで何かを感じたらまずは上記の無料分を読んで欲しい。とは言え、人はみんな自分のことで手一杯。どうせ読まないだろうから鯖.の感想を記す。

まさに、菊池寛の「形」という短編そのものだ。鎧という形ではなく、型というスタイルを簡単に手放せば命までをも落とすと言う点で。

と、同時に思いだす。

「親父の本はさぁ、どれもつまらないんだよ。だけどマシなのはこれだなぁ」そう言って息子である菊池英樹さんが差し出した本であったことを。

落ち着いたら彼が眠る雑司ヶ谷に花を手向けに行こうと思う。そして好物だった赤福ベーカリーの餡パンと一緒に伝えよう。

「ねぇ、菊池さん。やっぱ才能って読者が決めるもんだと思うよ」と。


最後に

コメントや好き♡は不要です。想いは彼女へ直接とどけてください。なお、返金しろや!このヴォケがっ!的な苦情はお手数ですが鯖.のTwitterまでお願いいたします。


じゃあね、またね。

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*このnoteは「【決定版】これが私のイチオシnoteだ!(有料note対応)」寄稿作品です。
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