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映画vol.3 セッション

2024年3本目の映画は、デイミアン・チャゼル監督の「セッション」です。

めちゃくちゃ簡単なあらすじを言うと、鬼教官とドラムの少年の関係を描いた物語です。

最後のドラム演奏には正直惹かれましたが、主人公が嫌な奴だなーって思いました。自分のことで精いっぱいで、周りのことなんて何も考えずに、いいように生きているようにも取れる姿がかなりむかつきます(笑)

鬼教官が言った、「闘って勝ち取れ」というセリフに競争社会の厳しさを見た気がしました。ぐちぐち言うなら実力をつけるしかないんですよね。

教官の悪口の種類の豊富さも面白すぎました。リズムに合わせて平手打ちするところなんて今の教師がしてるのばれれば大問題です。

教えてくれる人の熱量に教わる側がついてこれなければそれは意味のないものになるという教訓を得られた気がします。

教え方は気に食わないが、そいつについていければ実力はつくって状況になればいつか食ってやるって思いで食らいつくことも大事なのかなって思いました。

自己正当化の塊のような登場人物が何人か出てきて、人間の醜さを見られたような気がしてかなりよかったです。

うわ、またそのパターンかよって思ったのが一回だけ裏切られたのもよかったです。

☆4です。

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