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【心理学】第67弾 スタンレー・ミルグラム 「アイヒマン実験」



こんにちは( ̄▽ ̄)ノシ



今日もゆるく現れました。
最近ダイエットが楽しくなってきた
さび抜きでございます( ´ ▽ ` )エヘ


継続していると
ちょっとでも結果に繋がった時に
ものすごく嬉しくなりますね( ´ ▽ ` )ウレシイ



さてさて今回のお勉強ですが、
最近、有名な理論家さんの記事を
書かせていただいていて


その方々のプロフィールの中に
ユダヤ人、ナチス、のワードが
よく出てきていることに気がつきました。


理論家さんの中には多くの
ユダヤ人の方がいて研究を行っている際に、
研究所を閉鎖されてしまったり
そんなエピソードあり気になりました。


私も学校で歴史を学んでいた時に
ナチスやユダヤ人迫害など悲惨な出来事があった
ということは知っていましたが
なぜ、明らかにおかしいと分かるのに
多くの人がその悲惨な指導者の指示に従ったのか
ということは純粋に疑問でした。


なので今回はそのことに関係のある
スタンレー・ミルグラムさんが研究した
「アイヒマン実験」について学んでいきたいと思います。



それでは、ゴー⊂((・x・))⊃



⭐︎⭐︎⭐︎



今回もプロフィールから
バビューンと書いていくよ( ̄^ ̄)ゞ


【スタンレー・ミルグラム】

1933年ニューヨーク生まれ。1950年高校卒業後クイーンズカレッジに入学。1954年政治学で学士号を取得する。その後心理学に関心が移り、夏季心理学講座を受講してハーバード大学の博士過程に進む。同調の心理に関する研究で博士号を取得。有名な同調実験を行ったプリンストン大学のソロモン・アッシュと共同研究を行う。他の研究では、公共交通機関で席を譲る心理、ネットワークの拡大を説明する「六次の隔たり」の概念、攻撃性とノンバーバルコミュニケーションが知られている。イェール大学での実験(服従の心理)や都市生活が人間の行動に及ぼす影響に関する(都市と自我)など記録映画も作成している。

ミルグラムさんは最初
政治学を学んでいた方だったのだね( ´ ▽ ` )ヘー
政治においても、人の心理は重要になると思うからその点で、心理について徐々に関心が出てきたのかなあ?_φ( ̄ー ̄ )
他の研究も沢山しているのだね、
どれも興味が湧くものばかりだ( ̄▽ ̄)
「公共交通機関で席を譲る心理」
ってなんか気になる(°▽°)キニナルー


【非人間的な政策に従った人たち】

ガス室が建てられ、死のキャンプを見張りが監視し、品物を製造するときと同じように能率的に、毎日の割当て数の死体が生産された。この非人間的な政策は一人の人間の頭から出たものかも知れないが、非常に多くの人たちが命令に従ったからこそ、大規模に施行する事が出来たのである。

確かにひとりの意見として
でた言葉であれば、非人間的な指示
実現することって難しいよね。_φ( ̄ー ̄ )
それでも多くの人が命令に従って
行動してしまった事には、引き起こった理由がある訳だからとても気になるね。

【アイヒマン実験】

1961年から1962年にかけて、イェール大学である一連の実験が行われた。「記憶と学習の研究」という名目で募集された志願者達がわずかな報酬で参加し、白衣の実験者が一人で二人の志願者を担当した。そのうち一人は「先生」役もうひとりは「生徒」役だった。
「生徒」は椅子に紐で縛りつけられ、二語ずつ組みになった単語のリストを記憶するように指示される。実験は「生徒」が単語を思い出せなかったら軽い電気ショックを与えるように「先生」に命令する。答えを間違えるたびに電圧が上がり、はじめは不満をもらす程度だった「生徒」がやがて苦悶の金切り声をあげるようになる。「先生」はその様子をじっと見ていなければならない。実は「先生」役は事情を知らされていなかった。送電機と椅子の間に電流は流れていなかったし、「生徒」役の志願者も、役者が電気ショックを受けて苦しむ芝居をしていただけだった。実験の真の対象は「被験者」ではなく送電機のボタンを押す「先生」役だったのだ。彼らが無防備な人間にだんだん激しい苦痛を与えなければならない状況にどう反応するのかを知るのが目的だったのである。

最初、本当に電流を与える実験なのかと思って
びっくりしてしまったよ( ̄▽ ̄;)ハラハラ
生徒役は芝居をするだけなのだね。
それは良かった( ´ ▽ ` )
でも先生役は実際に電流を流すと
思っている訳だから
先生役がどの程度で実験をやめるのかによって生徒役の生命の危機につながる訳だよね⊂((・x・))⊃
相手が痛がるような事や苦痛を訴えたら
実験をやめる人が多いと思うんだけど(°▽°)

【衝撃の事実が起こった】

電気ショックを受けた人が本当に苦痛を感じていると分かった時点で実験は中止になる、ほとんどの人がそう思い、ミルグラムが行った予想調査でもそういう結果が出ていた。生徒がやめてくれと言えば、先生役の被験者はそれ以上電気ショックを与えないだろう、と考える。が大半を占めていた。ところが現実は、ためらう様子を見せながらも、被験者のほとんどが実験の命令に従い続け徐々に電気ショックのレベルを上げていった。ミルグラムによれば「かなりの割合のものが、送電器の最高レベルまで実験を続けた」生徒の叫び声が耳に入ろうと、もうやめてくれと嘆願されようと、彼らはやめなかったのである。

えΣ( ̄。 ̄ノ)ノ!
「かなりの割合のものが、送電器の最高レベルまで実験を続けた」
そんなことがあるのか(°▽°)
最高レベルってやばいよね?
普通に電気が通ってきたら
身体に影響が出ちゃうレベルだよねΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
なんで指示に従い続けたのかな( ̄▽ ̄;)?

【命令に逆らえなくなる心理】

ミルグラムはこう言っている。
「被験者の道徳観念は失われたのではない。自分が痛めつけている相手ではなく、自分に命令を下すものに対して義務を感じ、忠節を尽くすように方向を変えられたのだ。」

被験者がこの状況から抜け出せなかったのは、実験者の要請に従わなければ礼を失することになりかねないと心配したからだった。
実験に同意した以上、途中で抜ければ平気で約束を破る人間だと思われてしまうと感じたのだ。どうやら、権威者を喜ばせたいという気持ちの方が、道義心に訴えるような生徒役の叫び声に勝ったらしい。エスカレートする実験に被験者が異論を唱えることはあったものの、たいていは言葉でほのめかす程度だった。

送電するのをやめられなかった理由は、自分がお金をもらっている以上指示されたことを全うしなければならない。という気持ちが先行してしまったからなのだね_φ( ̄ー ̄ )ナルホド

「一貫性の心理」も関係しているのかな?
命がかかっていてもその心理が働いてしまうとは
考えてもいなかったよ( ̄▽ ̄;)

【人間はもともと残酷な訳ではない】

ミルグラムはアドルフ・アイヒマンに関する話に影響を受けたという。ヒトラーの命令で600万人ものユダヤ人が強制収容所で殺害されたが、その指揮をとった人物がアイヒマンだ。
しかしアイヒマンはサイコパスではなく、従順な官僚だったと主張している著書がある。ただ、現実の死の収容所から遠く離れていたので、残虐行為を命じることができたのだ。人間はもともと残酷なのではなく、権威者の求めに応じて残酷になるということである。
研究から得られた最も重要な教訓をミルグラムはこう言っている。
「自分の仕事をしているだけで、特別な敵意を何らもらっていない普通の人が、恐るべき破壊活動の一翼を担い得るのである。」と
生まれつきサイコパス、あるいは「悪」は存在するが、統計上は稀であり、むしろ警戒すべきなのは普通の人間だとミルグラムは断定している。

あのヒトラーの命令で動いてしまったアイヒマンも従順な官僚であったと言われているんだね、、
行った行動だけを聞いたら、完全にサイコパスであると感じるけれど、
従順なのが悪い方に働いてしまったことや
収容所から離れていた事も原因として挙げられているのね( ;  ; )

うーん、確かに考えてみると
悪いことは悪いとハッキリ言うことって置かれている状況や場合によって、できなくなってしまう、出来にくくなる事もあるのではないかと
感じる部分もうまれてくるなあ。


【理不尽な権威に逆らうには】

相手が苦しがっていると実験に抗議する被験者と、実験の続行を実際に拒絶する被験者には大きな違いがある。倫理的、道徳的な理由で権威に背く少数の者だけが本当に拒絶できるのだという。そういう人間は、服従せざるを得ない状況に置かれても個人的な信念を曲げないのに対して、ほとんどの人間は状況に屈するのだ。そこに自分の命を危険に晒してまで他人を救おうとする英雄とアイヒマンのような人物との違いがある。

倫理的、道徳的に権威に背くことが、
置かれた状況に屈することなく
自分の信念を貫くことができるのだね( ´ ▽ ` )
文章だと簡単なように感じてしまうけれども、
そんな状況に置かれた時
行動できるか不安になってしまうなあ。
特に、権力を持っている人に言われると
自分の身も危険になってしまうと感じて余計に
自分の意見を言えなくなってしまうのかもね。



【最後に】

我々は文化を通して権威に従う術は学んだが、人道に背く権威者に反抗する術は学んでいない、とミルグラムは述べている。






つづく

ちょっと怖ーい(°▽°)アイヒマン実験
詳しい内容を知りたい方はこちらの本をヽ(´ー`)



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