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・妊娠期の食生活を記しておこう。

・まず、絶対に口にしないのはアルコール類。俺も妻に合わせて基本的には断酒。職場の送別会とか、限られた機会では飲むこともあるが、少なくとも妻の前で飲むことはないようにしている。俺の中ではこれは当然のことなんだけど（その程度の苦しみは共有すべきと思っている）、世の夫婦ではあまり男性側が酒を控えることはないようだ。

・生肉、非加熱のナチュラルチーズ（海外産）も絶対に食べない。これはリスクが高いので当然。我が家ではもともと頻繁に登場する食材ではないが、ローストビーフなども避ける。

・次にカフェイン。これが一番苦労している。妻はコーヒーが大好きで、妊娠前は毎日3杯以上は飲んでいた。緑茶やウーロン茶・ジャスミンティーも含めて、飲み物の多くにカフェインが入っていた。それを今はほぼゼロにしている。コーヒーはデカフェのものをネットで買っていて、結構な出費になってしまうのだが、仕方ない。

・妊娠中のカフェイン摂取については、アルコールと違ってある程度の摂取は問題ないとされている。が、生肉のようなわかりやすいリスクと違い、赤子の発達といった非常に微妙な領域に関するリスクを抱えているので、ゼロとするに越したことはない、と個人的に思う。

・これは赤子のためというより自分たちのためだ。もしも赤子になんらかの障害が発生したとすると、「あのときカフェインを断っていたら……」という考えはどうしても出てくるし、その時に辛いのは自分たちだ。特に妻は思い悩む方の性格なので、不安要素は少なくしておきたい。

・生卵は正直言って低リスクだが、温泉卵以上に加熱して食べることにしている。サルモネラ菌の卵内部への侵入はきわめて低い確率であり、比較的リスクが高い殻表面の菌は温泉卵程度に加熱すると死滅する。

・生魚は禁忌ではないが、頻度をかなり減らした。刺身などで食中毒になるリスクは、スーパーの加熱済惣菜で食中毒になるリスクとさほど変わらないのではと思う。健康であってもリスクが高い生牡蠣などは食べないようにしている。

・だいたいこんな感じ。いろいろな角度から検討してこうなった。我が家ではこうしているというだけなので参考にしないでください。

・かかりつけの産科医は「生卵も生魚も別に普通の頻度ならOK」と言っていたらしい。まあそうだろう。そもそもそれらを日常的に食うのって日本含めた少数の国だし、実際の事例が多いとは思えないし。

・あと、授乳期でも別にアルコールは飲んでもいいらしい。体内にアルコールが残留してる間はもちろん母乳に移行するので授乳できないが、せいぜい数時間から半日もたてば体内からは消えていく。完全母乳だとそんな時間はないのだろうけど、ミルクでやり過ごせるなら別に問題ない。

・妻は最初期だけ母乳を与えてもいいが、すぐに完全ミルクに移行すると宣言していた。俺としてはどっちでもいい。いや、ミルクが多ければ多いほど出費がかさむから、可能なら母乳も活用してほしいとは思う。