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さっき食べた桃があまりにも美味しかった。 我が家では、あーちんが小さい頃から、こういった過度においしい食材のことを「人間をよろこばせるために神様がつくったご褒美アイテム」というジャンルに入れる習慣がある。
やることの優先順位を決めたくて、人と話した。 自分の考え方のクセみたいなものがあって、ひとりで考えているとひっかかって進まないときのパターンが最近わかってきた。そのタイミングで他人と話すことでフラットに考えられる。 思考ストップパターンはいくつかあるのだけど、そのうちのひとつに「0か10かで極端に考える」というのがある。 「さて、何をしたらいいかわからない」というとき、10の状態が見えないと一歩目を踏み出せない。0のままでいいと思って止まってしまう。
テレビを見ていたあーちんが「ふふふ」と笑った。 画面を見ると、お菓子メーカーの工場の映像で、おせんべいが生産ラインに乗ってカタカタと運ばれているところだった。彼女は小さい頃から、工場で何かがベルトコンベアやラインにのって運ばれていくのを見ると、笑う。それが食べものだと、なおさら笑う。