なんかふと思ったから書いてみる。禁断の果実って何で食べたらダメだったのか。

ここで言う「禁断の果実」というのはキリスト教で言われているあれです。善悪の知識の木の実とかいうやつです。私はキリスト教ではない上、宗教に詳しくもないので色々突っ込まれても対応できません。全文ネタとして捉えてご了承ください。禁断の果実といえばあのキリスト教で、なんか神様が食べたらダメだよって言っていたやつ... くらいのゆるい認識でやっていきます。

そもそも何で食べたら罪になるのだろう。神様の大切な木だったから？その本当のところは分からないが Wikipediaによると、"知恵の樹の実を食べると、神々と等しき善悪の知識を得るとされる。" らしい。

え、いいじゃん。善悪の知識つけれるのいいじゃん、と思ったのだけど、ダメなのだろうか。私としては同じ価値観をそこそこ共有できる人同士の方がうまくやれるから、最低限善悪の価値観くらいは共有してたいのだけど、そういう話ではないらしい。

そしてこうも書いてあった。"知恵の樹の実はいかにも美味しそうで目を引き付ける"

神様ぜったい品種改良してるね。これぜったい手塩にかけたやつだよ。そして「いかにも美味しそう」ってめっちゃ成功してるよ神様。と思った。肝心の味の方はよく分からないが、見た目だけでもめちゃくちゃ美味しそうというのは魅力的だ。今でこそ品種改良が進んで千疋屋の高級フルーツとかいっぱいあるが、昔むかしのそのまた昔にそんな技術があったのだろうか。野生のままの果物や野菜というのは結構不思議な見た目をしていることが多い。人の手が加わっていないオーガニックな風情も素敵だが、それを美味しそうと感じられるかについては疑問が残る。神様はちゃんと「禁断の果実」らしい見た目まで作っていたのだ。すごい。

とまあくだらない事を言ってきたが、そういう問題じゃないことは勿論私も分かっている。聖書ではそういう事になっていて、そこは疑問を持ったり軽々しく突っ込むところじゃないのだろう。それはそういうものなのだ。

でも、そうなるとさらに疑問が湧く。どうしてみんなそれを受け入れられたのでだろう。

キリスト教は世界トップシェアを誇る宗教で、その人口は20億人以上にもなるらしい。現実感がないほどの膨大な数字。もちろん宗派とか色々あるのだろうが、それほど多くの人々に受け入れられているというのがすごいと思うのだ。

だって私のように捻くれたことを言う奴がいたら20億人も集まるだろうか。私的には理由がないと納得できない気がするのだ。その知恵の木が神様の所有物だったからとか、天然記念物で保護対象だったからとか。そういう明確な理由があったらまあ神様も怒るよなと想像できるが。(これは日本という極めて人間らしい神様が多数いる国に生まれたが故の疑問だろうか) でもそれにしたって罪とか言うのはやりすぎじゃないかと個人的には思うのだ。そして明確な理由は書いていないらしい。これだとなぜ罪なのかが分からないまま罪にされちゃうよツラい。

それにキリスト教の中心地域は欧米だ。なんか日本人より議論好きそうだし、納得しない事には疑問ぶつけてきそう(偏見)な気がする。日本人の方がよっぽど「こういうことになっています」に抵抗が無いというか、上の言うことには従順そうなイメージだ。だからこの宗教が欧米で今も絶大な信仰を集めているというのが少し不思議な気もする。

まあ、正直そこは考えるにしても聖書学者さんとかのお仕事だからこれ以上グダグダ言ってもしょうがない。Don't think, Feel.

でも食べちゃダメって言われると食べたくなるのが人間な気がする。好奇心には勝てないものなのですよ神様。それに、別に人傷つけてないのに食べるだけで罪ってのは辛すぎるよ。だから次の宗教をリリースする時はそこんところ、お手柔らかにお願いしますね。