sacco piano

音楽を作ったり、ピアノと旅したりしてる人。無理をせず、自分の感性に素直に生きるのがテー…

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音楽を作ったり、ピアノと旅したりしてる人。無理をせず、自分の感性に素直に生きるのがテーマ。Music▶︎https://www.youtube.com/saccopianomusic Vlog▶︎ https://www.youtube.com/saccopianovlog

マガジン

  • 日々思うこと

    頭のなかに浮かんでは消えるいろいろなコトを出来るだけ残しておくための場所

  • 旅のきおく

    人の数だけ宇宙がある。旅中に出会ったたくさんの人、その心の中にひっそりしまってある大切な話、その空気感、その時感じたこと。放っておいたらふと消えてしまいそうな大切な話を書いていきます。

  • なんでもない日常

    なんでもない日常と頭の中

  • 自分語り

    私のことについて

最近の記事

禁断の果実を食べたら罪ってわりといじめ

なんかふと思ったから書いてみる。禁断の果実って何で食べたらダメだったのか。 ここで言う「禁断の果実」というのはキリスト教で言われているあれです。善悪の知識の木の実とかいうやつです。私はキリスト教ではない上、宗教に詳しくもないので色々突っ込まれても対応できません。全文ネタとして捉えてご了承ください。禁断の果実といえばあのキリスト教で、なんか神様が食べたらダメだよって言っていたやつ... くらいのゆるい認識でやっていきます。 そもそも何で食べたら罪になるのだろう。神様の大切な

    • タイの薬局でパスタ食いながら接客された話

      働き方改革とか言われて久しい昨今だが、そもそもどんな働き方だったら人は幸せなのだろうか。いやその前に、そもそもなぜ人は働くのだろう。 こんな問いを私はいつも頭の片隅に置きがちで、でもそんな私は全く生産性のない事ばかりしているのだが、それでも私はこんな事ばかり考えている。皮肉だ。 この問いを考えるにあたって、少しヒントになりそうな出来事に遭遇したので、今日はそれについて書いていこうと思う。 これはタイのチェンマイでの出来事。とある古めのショッピングモールに入っていた小さな

      • 人類の叡智の上にインスタ映え。

        今日は噂のインスタ映えの女王「タピオカミルクティー」を買ったので、これを起点に人間の食に対する貪欲さについて考えていこうと思う タピオカと言えばインスタ映えだ。というのは私が思っているだけでもうJKに言わせれば古いのかもしれないが、それでもなおインスタ映えの一時代を築いた風格を漂わせている、と思っている。 だが、そのバエバエのタピオカの「原料」について考えたことはあるだろうか。 フォトジェニックになってしまった粒々からは想像が難しいが、タピオカの原料は南米原産の「キャッ

        • ブルーベリーと鳥たちのWin-Winな関係

          実家の庭には一本のブルーベリーの木がある。確か小学校の時だったか、お家で育てる植物のチラシみたいなやつを学校からもらってきて、その苗を買って植えたのだった気がする。 私の地元の学校ではたまに、花とか果物の苗木のチラシが配られたりしていて、あれは他所でもそうなのか、ここ独特のものなのかは分からないけれど、それを見ていると何となく何か育ててみたくなったりするのだ。そして、せっかく植えるなら実がなるのがいい、とか思ったりする。超実用的でエモみのない発想だけど、やっぱり食べれるのは

        禁断の果実を食べたら罪ってわりといじめ

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        記事

          雨は遠くからやってくる

          秋になって、最近雨が多い。 私は雨がふる時の空気感が好きだ。それは降っている最中だけじゃなくて、その前後にある匂いと空気の移り変わり、そのグラデーションに心惹かれる。 今日、その雨が降って、雨は遠くからやってくることを知った。そんなこと知っててもおかしくないくらいは生きてきたのに、ちゃんと分かったのは今日が初めてだった。 雨がやってくる。 空の白色が少し暗くなって、雨が近づいているのを知らせてくれる。光はベールがかかって、カーテン越しに空を見ているよう。 暫くすると

          雨は遠くからやってくる

          自家製ミントルイボスティーのすすめ

          こんにちは sacco です。 今日は私がけっこうな確率で飲んでいる、今とってもお気に入りのお茶について書いていきます。これ、すっごく美味しいのにあんまりメジャーじゃないみたいで、個人的にもったいないなーと思っているので、見てくれた方は是非試してみてほしいです。 ミント × ルイボスティーは美味しい 私がハマっているのはこの「ミントルイボスティー」 見た目は普通のお茶って感じだけど、中身はルイボスティーとミントティーが半々くらいになってます。そういやミント飾って写真撮れば

          自家製ミントルイボスティーのすすめ

          海外で通じなかった英語表現その1

          私の英語はたぶん3歳レベルくらいかな。いろんな国の人と深い話をするにはとても... とても拙い装備しか持ち合わせていないのだけれど、そんな私も海外に行けば頑張って英語を話している。 そこで度々感じることがある「ああ私は日本人なんだなあ」ということ。私は日本語で思考して、そしてそれを英語に変換して、喋る、という作業を無意識に行なっている。英語の言語野が育っていない私はどうしてもこの「変換する」という作業が入ってしまう。 するとどういう事が起こるかというと、通じない。ちゃんと

          海外で通じなかった英語表現その1

          洗濯機の掃除をしたらなんか深いこと考えた

          おとといから3日間、洗濯機を掃除していました。 洗濯機の掃除に3日もかかるのかと言われそうですが、かかったのです。それはそれは必死でした。手っ取り早く技術的な結論だけ言ってしまうと、洗濯機の掃除にはこれが良かったです。初めからこれさえあれば時間も水も無駄にしなかったのに。。。 やっとキレイになった(と思いたい)のですが、その過程でちょっと深そうな、深くなさそうなことを考えたので、折角なので書いていきます。 実家にある洗濯機はもう12年もので、見た目はそれなりにキレイなのだ

          洗濯機の掃除をしたらなんか深いこと考えた

          感動は言葉で伝えよう と思った話

          タイのパーイという田舎町に半月ほど滞在した。カフェで演奏させてもらったり、現地の人と仲良くなったりして思いがけず長居してしまったのだけれど、そこで私史上かなり上位にくるくらいにハッとさせられた嬉しい出来事があった。 ある日、私はとある小さなカフェで演奏することになった。そこは現地のサックス奏者さんが教えてくれた場所で、その彼と一緒に即興セッション的な、ゆるーいパフォーマンスをすることになったのだ。 こじんまりした店内に10人くらいのお客さん。欧米からの旅行者さんが多くて、

          感動は言葉で伝えよう と思った話

          タイの山中で絶賛車酔いの時に出会ったイギリス人の話

          今日も旅先で出会った人のことをつらつら書いていこうと思います。 今回は旅の終盤、タイのパーイからチェンマイに帰るミニバンの車中で出会ったイギリス人 "Jさん" のお話。 2日で帰ろうかななんて思っていたパーイには結局半月も滞在してしまって、帰るときにはもう「I don't want to go back to Japan...」しか言ってなかった気がする。 それくらいずっと居てもいいかな なんて思ってしまう場所でした。 初めは人と知り合えなくて居心地悪かったのが嘘みたい

          タイの山中で絶賛車酔いの時に出会ったイギリス人の話

          音楽を愛するフィリピン人の話

          旅中はいろんな人に助けられた。 でもその中でまず最初に出会った「ありがとう」を言いたい人が、これから書く彼だ。 彼はたまたま同じホステルに泊まっていたフィリピン人だった。歳は30代に入ったくらいだろうか。日本人でもなければ年齢の話なんてしないから定かではない。 休暇を利用して長期で旅をしているそうで、タイの次はカンボジアに行こうか、その次はどこに行こうか、なんて言っていたから、ほんとうに長期なんだろう。 彼はすごく音楽好きだった。 いつもギターを弾いていて、たまにいきなり

          音楽を愛するフィリピン人の話

          どうせなら私は肯定するサイドでいたい

          私は人を肯定するサイドでいたい。 もちろん私は偏愛の人だから好き嫌いはあるわけだけど、でもせめて否定はしたくない。というか人に人を否定する権利なんてそもそも無いのだ。その人がその人であるのに許可なんてとるものでは無いのだ。否定も肯定も無いのだ。その人はその人。それだけだ。 常日頃からこんな事を考えている私だけど、改めて文章にしたくなったのは、身近な人からの悪意のない批判にイライラしていた時、ふとある人物のことを思い出したからだ。 もう随分前の話になるが、ある旅人がネット上

          どうせなら私は肯定するサイドでいたい

          幸せって何だろう(自分にとっての)という話をした -What is the happiness for me?

          バンコクのホステルでとある女の子に出会った。 彼女はドイツ人で、少し前に教員になるための大学院を修了したらしい。しばらく各地でボランティアをしながら世界を旅して歩くのだそうだ。ドイツ人らしく自分の意見をはっきり言えて、何にも怖気付いていないように見える彼女は、私から見たらすごくカッコよかった。 彼女とは色んな話をした。 ボランティアで中国の山奥に行った時、初めて見る私(外国人)に子供たちが興味津々だった話。初めて日本に旅行した時の話。ドイツの教育制度は厳格すぎるという

          幸せって何だろう(自分にとっての)という話をした -What is the happiness for me?

          本当に大切な話はネットには載らない

          タイとカンボジアの旅中にたくさんの人に会った。その中でいろんな大切な話を聞いた。 大切な人のために、各国で髪を切りながら世界を旅してる美容師。 自分の国が息苦しくなって逃げてきたというホステルのスタッフの話。 自分のためにエッセイを書きながら旅をしている女性の話。 タイの田舎町で知り合って結婚したスペインとアルゼンチン人カップルの話。 彼らと話していると、その 人 が漂ってくる。 そしてちょっとだけ、その人生を垣間見たりする。 人の数だけ宇宙があって、それぞれ

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          都会の子どもたちは都会の英才教育を受けていると思う 心のフィルターの厚さについて

          私がまだ普通に満員電車に乗って、いわゆるサラリーマン的な働き方をしていた頃、朝の通勤時間に考えることがあった。 それは、 都会の子どもたちは都会の英才教育を受けているのだな ということ。 もうちょっと具体的に言うと、 この子たちはノイズの多い環境で生きるために、幼い頃から心のフィルターを厚くしてきたのだろうな ということ。 私から見て都会の子どもたちは強い。 それは本当に強いのか、そう見えてしまっているだけなのかは分からないけれど。 朝の通勤ラッシュの

          都会の子どもたちは都会の英才教育を受けていると思う 心のフィルターの厚さについて

          逃げるのは全然悪いことじゃないと思うの

          逃げちゃダメだ と言われてる気がする。 誰に言われたわけでもないけど、なんだかよくわからないモワモワした大きなものにそう言われてる気がする。これがいわゆる“世間”ってやつなのだろうか。 学校を休んじゃダメだ。 就職しなきゃダメだ。 仕事に行かなきゃダメだ。 ずっとそうやって何者かに追われて、急かされて生きてきた気がする。 いったい私は何に追われていたんだろう。 高校で病んでた頃、出席日数が足りなくて、このまま卒業できなかったら人生が終わるんだろうと思っていた。毎朝の記憶

          逃げるのは全然悪いことじゃないと思うの