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夜型人間が健康的に生活するには

この雑記を毎日書こうと決めた当初、目的の一つは『朝型の生活習慣に変える』ことだった。朝、とりとめのない内容の文章を書くのは、いいアイドリングになると思った。一応公開するからには多少頭を働かせる必要があるし、眠って整理されたはずの記憶を使うのもよさそうだと。それをきっかけに、朝それなりの時間に起きて活動を開始できるのは、健康のためにもいいし、一石二鳥以上の価値があると思った。

実は私は筋金入りの夜型人間だ。それこそ中学生くらいの頃からのことで、母は毎朝私を起こすのに苦労していたと思う。逆に遅くまで難しい内容の本を読んでも平気だったし、テスト勉強などで夜遅くまで起きていることも苦ではなかった。そういえば、当時大好きだった杉山清貴さんのオールナイトニッポンを聴くために、随分遅くまで起きていた。(オールナイトニッポンは第一部と第二部があり、第二部だったから日付を越えてからの放送だったと思う)

そんな私が朝型生活をするには、相当な強制力と覚悟が必要だった。学校や仕事に遅刻をしないように。子供の朝ごはんやお弁当をきちんと用意して、生活に支障がないように。そのような環境は、私にとってはしっかり強制力として機能していた。
しかし今は子供も成長し、家族は自営または隠居していて時間に縛られる生活をしていない。そして全員大人だから、正直放っておいても朝ごはんくらい自分で食べられるのだ。私は私の仕事やプライベートの都合に合わせて動けばいいので、こと朝に関してはどうにでもなる。

そしてどうやら、朝型人間か夜型人間かは、遺伝子によって決まるという研究結果が出始めているらしいのだ。夜型の生活をしていると太りやすいというのも、夜に食べるから太るのではなく、夜型の人が朝型の社会生活に無理に合わせて生活をしているために、一種の時差ボケのような状態になって、不調に繋がり、肥満や睡眠障害などに繋がりやすいと考える研究者もいる。そうであれば、私が朝型に切り替えることが健康にいいとは言い切れないということになる。

何となく、問題は『夜型生活は体に悪いと思いながら夜型生活を続けている』こと、つまり開き直れずにどっちつかずな生活をしていることが、不規則な生活につながっていることなのではないか、という気がしてきた。夜型なら夜型で、規則正しい生活をすればいい。太陽が沈んでから起床するようなひどい昼夜逆転ではないのだから、自分のちょうどいい時間に起床して太陽光を浴び、体内時計に刺激を与え、3食をその生活サイクルにあった時間で食べ、運動もし、十分な睡眠時間を確保する。それが叶う生活環境にいるのだから、無理に朝型に変えるのではなく、まずはそこを目指すことで健康状態が好転するかもしれない。

もし結果が出たら…それこそ『夜型生活健康法』のようなエッセイを書いてみようか(笑)

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