見出し画像

心も体も酷使すればサインを出してくる。
人は病院に行ったり、休みをとったりする。
休めない、病気になれない、と酷使した
代償は大きい。

適応障害や鬱もサインであって
心の酷使の代償だと思う。
なぜ頑張れなかったのか、
なぜ元気になれないのか、
と、焦ったり自分を責めることなく
心のサインを受け止める。
なかなか時間はかかるかもしれない。
強いられる社会では頑張れなかったら
終わり、外れたら終わり、のように
刷り込まれてきたし、ずっとそうしてきたの
だから。

このことを書いているだけで
少し重い波動を感じる。


軽くなって、いいのだ。
波動を軽く、喜びに合わせて
やりたいことをやっていいのだ。

私の娘、元繁殖犬で保護犬の幸。
幸のお腹の奥の黒いものが見える、
と幸が旅立つ15日くらい前に最後の
リーディングをあるヒーラー に依頼
した時、そう教えてくれた。

お腹の奥の黒いもの、それは
腫瘍。
それは人が幸を酷使して
その酷使の代償であり、
人が幸のお腹に作ったものだ、と
私は感じた。

人ならば
体や心が調子を崩しても
調整することができる。 
犬は自分で調整する。
それは病気を隠す、というのも
あるそうで。
自然治癒力や生命力が
優れている故に、だと思う。
少しずつサインがあっても
すぐまた治ったり見極めが難しい。

幸の先代、柴犬のベルは13才半の生涯、
最期は老衰と言われたが、ベルは若い頃から
ずっと胃腸が弱く、それを気合いで直していた
ようなところがあった。野生的で賢いベルは
不調に負けない、といつも気力があったし、
私に心配をかけたくない、という気持ち
だったと思う。

幸は体を酷使され
命を削って産み続け
子宮が痛み
産めなくなり、保健所へ持ち
込まれた。

かわいい顔と
優しい性格。
それをお金のために
命を売って儲ける欲のために
酷使された。

最期まで優しく賢く
穏やかな性格で
ずっと美しい顔立ちのままだった幸。

この狂った社会や
システムに酷使されるならば、
人はそこから離れることができる。
変えて行こう、意識を変えようとする
ことができる。

犬や猫はそれができない。
選べない。だから抜け出せない。

幸が保健所に持ち込まれて
保護団体から引き出されたのは
何十分の一かの、奇跡だったのだと思う。

幸の保護施設の代表さんが
言ってくれた。


幸はおかあさんに出会って
看取ってもらうために生きたの
ですよ。

命の時間を私に委ねて
私に伝えにきてくれた。

あの残書が厳しい8月の終わり、
私は悲しみや疑問で
判断がつかず、看取ることで
精いっぱいで、本当に久しぶりに
リーディングを依頼したヒーラー が
美しい品のある声で言った。

さっちゃんは
愛を伝えにきた、と言っていますよ。

これを聞いた時に涙が溢れた。
けれども
綺麗事かもしれない、と思って
この言葉はしまっておいた。

今はこの言葉をそ出そうと
思う。

愛を伝えに、おかあさんの
ところにきたよ。

幸より

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?