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人気の犬種はいらない


元保護犬、元繁殖犬の幸。

2023年の9月に
虹の橋🌈を渡りました。

幸が体を酷使して産んだ
その子供たちが
何頭いて、どうしているかは
まったくわかりません。

柴犬は何年も人気の犬種ですが
放棄も多い。
その子にもよるけれど
概ね柴犬は体力があって
頑固さもあります。
賢いさはもちろんですが
故に慣らしにくい、気難しさ
もあるでしょう。
私も柴犬が好きで
もう20年も前にたまたま、職場近くの
ショップでベルと出会いました。
当時は柴犬は人気ではなくて、ベルは
女の子だったので値段がだんだん下がって
きて。それでもベルはいつもマイペースに
楽しそうにしていました。
売れ残ってはかわいそうだし、なんて
思いましたが本当はただ、ベルのことを
気に入って。

そしてベルを看取った後、
保護犬の幸に出会いました。

小柄で野生的で気の強いベルと
ふんわりして優しい幸は真逆。


幸を迎える前にもう一度、ワンちゃんと
暮らしたい、私は動物が好きだからと
思い、ショップに行きましたが
何か違う。
4年前はコロナが流行りの少し前で
ショップは柴犬祭りをしていました。
思い出すと胸が痛いです。
真ん中に大きなゲージを置き、そこに
展示される複数の柴犬。

なんか違うな、と思い
帰り道、

おかあさん、保護の子を
探してみて。

とベルに言われたような気がしました。


それから程なくして
幸と出会い、面談やトライアルを
経て正式に譲渡まで1か月くらいでした。

幸はベルが導いた
運命の子でした。


人気の犬種があると
そこに儲けという欲が絡み、
たくさん流通される。
そしてたくさん交配される。
売れる、売れないという
波が人気の犬種でも当然あるでしょう。

保護犬でさえも
譲渡にすぐ繋がる小型犬は一部の
団体で取り合いしているようです。

人気の犬種はいらない。

ショップがいらない、
生体販売禁止、というと
一定数、考え方の違いで
批判する人がいます。

伝え方もあるでしょうね。

人気の犬種はいらない。

本当に天塩にかけて犬猫を
育て譲渡するブリーダーと
その犬種を愛している方とで
やりとりをしたらいいのだと思います。
それも頭数制限をして。


体を酷使され
産み続け、放棄された幸。

幸が産んだ子供たちも皆、
幸せとは限らない。

何のために幸は体を酷使して
産み続けたのか。
推定10才半から11年の幸の生涯。


さっちゃんは最後に大切にされて
幸せだったからいいじゃない、と
私は言われます。

けれども私は納得ができないのです。
最後が幸せだったから
それで良いとは思えない。

健気に生きた、小さな花のような、幸。


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