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バルーンカテーテル

母は排尿も排便も自分ではできず
もちろんおむつをしているけれど
排尿は垂れ流しになるので
尿バルーンを入れて
尿バッグに尿を溜め
それをわたしが容器に移しトイレに流す
もちろん尿量も記録する

そして、今日はそのバルーンカテーテルの
交換を訪問看護師さんにしていただいた
衝撃的な光景だった
ほぼ出産と同じポーズ
抜くときはまだしも
尿道にバルーンカテーテルを挿入し
バルーンを膨らませるとき
母は嫌がって足を閉じようとするので
その足をわたしが閉じないように押さえる。
こんなことを
月に1度?数か月に1度?
頻度は不明だが生きてく限り繰り返す
記憶や発語に問題はあるといえ
意識はあるし発語に難はあっても文字は読める
痛いし恥ずかしいだろう

わたしならもう生きていたくない
彼女はどう感じどう思っているのだろう





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