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刻まれたおでんから想像すること


メタバースの学校、ニンジャ寺子屋です。 ”みんなでつくる、みんなの学校”であり、 授業から行事まで大人も子どもも一緒につくっています。 学びたいことを学ぼう 教えたいことを教えよう 好きは学びの出発点です。子どもたちの”やってみたい”を 応援したい学校です。その中で私は、さまざまな人をゲストに招いてメタバースで授業をしています。

病院、介護、保育、特別支援の現場では
食事が刻むことがよくあります。
ラーメンでも、おでんでも、細かく刻みます。
噛む力や飲み込む力が弱いために誤嚥の恐れがあります。
喉に詰まらせれば、命に直結します。

実態に応じて、刻むことは絶対に必要なのは理解しています。
しかし、細かく刻まれたラーメンはもはやラーメンなのか?
と思うこともあります。
その人にとって絶対に必要(本人が望んでいるかも含めて)
なのか?と分からなくなります。

物事には裏と面があるように、
刻むことは良いことですが、反面
細かく刻まれることで噛む必要がなくなります。

必要悪でしていることが
さらに介助を必要とする人にさせてしまうことがあります。
だからといって施設などでは刻まないわけにはいきません。
答えの出ない問題です。


刻まれた、おでん

給食支援でおでんをきざみました。
必要なことです。
これはおでんなのか?
これはラーメンなのか?
と、自分にツッコミを入れたくなります。
そんなことに疑問を持っても
先へは進めないので、蓋をします。

絶対に必要なお子さんもいます。
一方でその手立てが
食の美味しさを失わせ
食べることの意欲を削ぐことにならないだろうか?

刻むことで、
噛む必要がなります。
丸呑みできる状態にさせていないだろうか?


子どもにタブレット利用制限


実はこれも本質は同じことです。

子どもは善悪の判断が乏しい
ネットトラブルに巻き込まれる可能性がある

そのため
タブレットに利用制限をかける
学校によっては鍵のついた保管庫に保管する

私も必要な措置だと認識しています。
一方で、
子どもをITテクノロジーから遠ざけていないだろうか?

厳しい制限をかければかけるほど
子どもを守ることができます。

本当は使っていくことで、
失敗して、学んで道具の使い方を理解していくはずです。

ニンジャ寺子屋

寺子屋生たちは、
sandboxも触ります。
寺子屋生同士Discord(チャット)の中で
やりとりしています。
clusterというメタバースアプリで
アカウントを作成して入っています。

危険がないとは言えませんが、
親と共に新しいテクノロジーに触れているのが
多いです。

親が近くにいなくても、
親が全く知らない状況はないと言ってもいいと思います。

今、寺子屋では
sandboxの中に、ニンジャモールというショッピングモールを
作っています。
子どもたちがブースを作っています。

コスメショップを作ると
張り切っている子もいます。
実際に販売します。

テクノロジーは使えば使うほど
使い方を理解できます。
使えば使うほど、可能性と面白さに
出会えます。


怖いから、よくわからないから
やめておこうは、
一見正しい判断です。
それは、おでんを刻むことと同じです。

おでんを刻んでおいた方が問題が
起きにくいです。

おでんの美味しさを知っている人から見れば、
わかるけれど、物足りなくない?
となるのではないでしょうか。

ニンジャ寺子屋のやっていることは、
すごく手間かもしれないけれど、
子どもと同じ目線に立って
テクノロジーを親も一緒に使ってみよう!

おでんでいうなら、子どもに応じて
フーフーしながら柔らかいものから
一緒に食べてみる、みたいなことをしているのだと思います。

ニンジャモールは4月6日にオープン!!
ぜひ、sandboxニンジャモールに遊びに来てください。

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