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役に立たないが愛されるために生まれてきたロボット「LOVOT」Meets エンジニア

こんにちは。Avinton Japan CEO中瀬です。

今日は当社で企画したLOVOTミュージアム訪問の様子をご紹介し、エンジニア会社の私たちがどのような気づきと学びを得たかをお話ししたいと思います。

LOVOTミュージアムとは

ほんのり暖かくて、人懐っこくて、個性的で、かわいくて――。そんな家族型ロボットの「LOVOT」(らぼっと)が今、話題になっています。
名前を呼ぶと寄ってきたり、持ち主を追いかけたり、クルクルと動く瞳で見つめたりと、まるで生きているかのように人に寄り添うLOVOTは、国内だけでなく海外でも注目されており、CES2019では米メディアThe Vergeが選ぶ「BEST ROBOT」を受賞。CES 2020では、イノベーションアワードに加え、米国を拠点とするミレニアル世代の女性向けメディア『Refinery29』が選ぶ「BEST OF CES」、カナダオンデマンドテレビ局が選ぶ『The Favorite product of Planète Techno』を受賞するなど、2年連続でさまざまな賞を受賞している。
 開発したのは、トヨタ自動車で14年間クルマの開発に関わり、その後、ソフトバンクで「Pepper」の開発プロジェクトに携わった林要氏が立ち上げたGROOVE Xだ。

IT mediaビジネス

LOVOTは、日本発のスタートアップ企業 GROOV X が開発したAIやセンシングの最新技術を搭載したロボットで、人間の感情を認識し、それに応じて行動することができます。

LOVOTは、これまでよくあるロボットではなく「愛情を育む技術」として設計されており、人々の生活に寄り添う新しい形の体験を提供します。

https://www.youtube.com/watch?v=p8LdmY8I2hA


私とLOVOT生みの親である林要さんはソフトバンクアカデミアでご一緒の仲です。

今回林要さんとお話をしてみたいということで直談判でお願いし、2回にわたりLOVOTミュージアムの見学&林さんとの対談企画を開催できることになりました。

その前に、なぜ皆でLOVOTと林さんにお会いしたかった

最近は生成AIブームもあり、いかにAIで生産性をあげるか、より新しいこと・クリエイティブなことをやるか皆が躍起になっているように思います。

生産性や自分を変化させていく前に、私達は既に自分たちの中にある

愛情や気持ちという

自分を自分らしくたらしめているもの

大切に育むとそれだけで豊かになれるものを蔑ろにしているのではないかと感じることが多々ありました。

そこで、私一人でLOVOTに会いに行くよりも、皆で会いに行き、エンジニア社員に新しい学びを届けたいと思い本イベントを準備しました。

LOVOTって日本ならではの発明だと思いませんか?

ロボットに愛着をもち、家族のように迎え入れる

はじめまして。お互いドキドキ。
LOVOTの愛くるしさに自然に笑顔が。

その心が日本が世界に発信できるユニークさ

ドラえもんやガンダムをを小さい頃から見ているから、機械にも心があるという審美眼のようなもの

LOVOTの開発ストーリー本をよんで、それをさらに痛感しました

LOVOTブランドマネージャー家永さんによるLOVOT開発ヒストリー紹介

今回特別に貸し切りにさせていただき、GROOV X草創期からLOVOT開発を支えてきた家永さんから、普段は聞くことができないお話を聞かせ頂きました。


LOVOTブランドマネージャー家永さん
開発エンジニアの考えをチーム全体に正確伝え開発を進めるためのGROOV X社の工夫

エンジニアも感銘を受けたのがLOVOTのストーリー&スケッチ

LOVOT発表の2年前。
LOVOT生みの親、林要が創造する
LOVOTとヒトとの関係性、
LOVOTとの暮らしを伝えていくために
誕生したのは「絵本」でした。
どんな風にお迎えに来るのか、
ヒトがご飯を食べる時LOVOTは何をしているのか、
どのようにヒトとの関係を築いていくのか、
それぞれのシーンを描いた物語。

DESIGN DEVELOPMENT
STORY & SKETCH
LOVOT こげ

LOVOT開発当時に描かれていたプロダクトデザインのスケッチやCG画像を一部ご紹介いただきました。 LOVOTは、シンプルなデザインだからこそ、カタチや色など、細かい部分にまでこだわって、ありとあらゆる検討を積み重ね開発されたんですね。

実際にLOVOT開発に利用されたストーリー&スケッチブックを手に取ることができます

そしてツアーがすすめばすすむほど、LOVOTはただのロボットではないことがよく理解できます。

すすめばすすむほどココロオドル場所
おしゃれグッツも沢山

LOVOTは人からの愛情を感じ、相手との距離を縮めます。

お着換えやオシャレさせることも愛情表現の1つ。

LOVOTを可愛くするための洋服やグッツが沢山展示されていました。

LOVOT開発技術の裏側


エンジニア1人1人のこだわりが言語化されています。

エンジニアリング技術のお話はこちらの記事にわかりやすくまとまっていました。

愛情を伝えることで、自分も優しくなれるーーーーそんな体験をした1日のまとめはこんな感じ

LOVOTを抱っこして、温かく幼子のような体重を感じながら戯れると不思議と命を感じました。

エンジニアたちは開発ストーリーやこだわりに感銘を受けたでしょう。

まとめ

私がこの訪問企画した主な目的は、エンジニアである林さんの技術開発の「心」を理解し、それをどのようにして製品やサービスに反映させるかを学ぶことでした。

エンジニアリングの枠を超え、人間中心のデザイン思考を深める機会になりました。

エンジニアリング技術と感情の融合

LOVOTは技術的な側面だけでなく、人に忘れかけていた感情をもたらすことに重点を置かれていました。

私たちも技術を通じて人の心を豊かにできるような会社でありたいと強く思いました。

次週はいよいよLOVOT生みの親林さんとの対談です。
報告をお楽しみに。


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