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推しの影響力凄いのよネ

子供の頃、英語は家庭教師の先生が居て、従姉妹と一緒に教えて貰っていた。

その先生はテストの点数を上げるのを目的としていて、発音は出来れば位の人だった。

だからと言っては言い訳になるが、発音はさっぱりの感じで勉強のべの字も無かったよね。

我が母は当時、お金無いから穴の開いたショーツ(昔はパンツと言っていた)を穿いていて、「もし何処かで事故にでも有ったら、パンツが穴開いとるで恥ずかしいな。」ガハハハッと笑いながら話したものだ。

今更になって考えると、自分の着る物にお金を掛けずに、教育にお金を掛けてくれたのだと思うと、自分は勿体ないことをしたのかも知れない。

勉強せなんだからごめん、とか考えているが、その頃は必要性を感じていなかったからな~。

その頃の自分は、自分の中で大切と思う物事しか認められなかった、だから英語は嫌いだと考えると、勉強する気にもならなかったのだよね。

それもあってか、英語はからっきしで、娘の家庭教師のアメリカ人の言葉なんて解らなかった。(家に入ったら全部英語で話すと言うのを、決めていたらしい、日本語を話すのはどうしても必要な時だけ)

その頃はそれでも良いかと思っていたが、この所外国語も少しは勉強しないといけないなと考えて、Duolingoを毎日使っている。

毎日するとポイントが貰えて、続けて勉強出来たり、特典が有ったりするのだ。

英語だけじゃ無くて、韓国語も中国語も教えてくれる優れもの(他の言語も有るよ)、タダだし(一部無料)いっちょやってみるかと始めてみた。

これが割と面白い、ゲームをしているみたい、子供の頃からゲームで負けてばかりなので、チョットは知っている英語で、ゲームに勝ったぞーとか満足できる。(ゲームでは無いのだが)

外国語も面白いんじゃない、何故あれ程勉強しなかったのかが不思議なくらいだ。

まあ、人間やれと言われるとしたくないものだから、そういう物なんだろうけどね。

このDuolingoだけど、三女に教えて貰った、彼女はKpopアイドルのファンで、推しの言葉を理解したいと思って始めたようだ。

尊いなー、推しの為に学習するってなんて尊いんだ、学生時代に英語が嫌いだった彼女が、推しの為に言語を勉強するなんて。

感激している、別にあの頃勉強して居たら何て言うつもりは無いよ、学習は何時やってもええもんですからね。

あの頃は、塾や家庭教師をつけても、そこそこしか点数が伸びなかったから、ええんかな~なんて考えていた。(他人事やったんやなー、自分の点数でも無いし、自分が上の学校に行くのでも無いからな)

その三女が本を買って韓国語を勉強していたのには驚いた、Duolingoでは足りなかったらしい。

今やセブチやスキズや(私には分からないんですよ)BTOBやら、好きな韓国アイドルが山ほどだけど、最初はBTSから始まった。

彼女からBTSの話しは沢山聞いていて、生まれてこの方誰かのファンになった事の無い自分も、何か自分もファンの気分が良く分かってきた。

バレンタインなどもその話になった。

日本のアイドルが、トラック何倍分ものチョコを貰ったらしいと聞いていたのでそう言うと、バンタンは違うんよ、と嬉しそうに言ってきた。

「バンタンはファンからいっぱいプレゼント送られてくるけど、どれも貰いませんって言って、自分達にプレゼントするんなら、井戸の無い場所の子供たちに井戸をプレゼントしてって言ったんよ。」これは有名な話らしい。

「ヘ~そうなん、井戸って大変やね。」と答えて、娘の顔を見ると、ニヤリとしている。

「そんでね、ファンが皆でお金を集めて、あちこちに井戸作ってるんよ、凄いやろ。」まるで自分がしたみたいに自慢げだ。

「そうなんや、井戸って凄いね、そういうファンダムって日本には無いかも。」思わず言った。

「そうやろ、日本のアイドルは言わへんやろ、てか日本のファンクラブはそんな方向に行かへんのよ、何か足引ったりしてね。」あんまり知らんやろうに、そういうこと言うてええの?

でも、自分の好きなアイドルの事を言いたい気持ちは解るよ、私はアイドルファンでは無いけどね。

推しにチョコを送ると言うのは、余り良いとは思われず、推しの母国語を学ぶとか、推しの考えている社会福祉を実現しようと言うのがトレンドみたいだ。

これって最初はバンタンが言っていたからと言うのが、調べて社会貢献に行くのであれば、推しは凄い。

大変な時代だなー、社会貢献も推しと関係あるのなら、そりゃあBTSがホワイトハウスやユニセフで演説する訳だ。

それにしても、自分自身を愛そう、自分自身の事を話そう、何処から来たのか、ジェンダーは関係ない、あなたの事を話してくださいと言う演説は素晴らしかった。

ARMYじゃない自分にも刺さったのよネ。

表現は自分を豊かにしてくれる、これは物質的な豊かさでは無い、あくまで精神的なものだ。

その表現を何処かに発表して、それを認めて貰えるのはもっと嬉しい、いっぱい好きして欲しいななんて考えちゃったりする。

頑張らねばね。




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