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私は怒りやすいのかな?

「調子悪い。」次女がそういう日が増えてきた。

彼女は双極性障害なので、度々このような事態に陥る、こちらは見てるしかできない。

仕事には行けているのだから、休みに負担にならない様にするしかない。

今日は休んで~、と言って、家事は出来るだけ私と三女がしようと心掛ける。

朝は私も三女も寝坊してしまったので、次女が先に起きて、猫たちのご飯とツナ君のお薬をあげていた。

「おはよう、ごめんね、猫たちの事して貰ったんだね。」と言って、手伝おうとする。

彼女は無言。

まあね、気分が悪いのかも知れないし、調子悪いのかも知れないけど、無言は無いだろ~。

私もイラっとする、こんな時に一般的には如何するんだろう、まあ一般的にこうするよと言われた所で、我が家には当てはまらないか。

もう一度言う。

おはよう、ありがとうね。」ちと圧が強い感じで、話してみる。

「今、ツナ君の目薬して、薬とご飯をあげてた。」むすっとした顔で話してくる。

嫌ならしなくても良いよ、私がするから。」やはり圧が強くなる、怒ってくれと言いたげな対応やん。

我が子には子供の時から、喧嘩は売ったらいかん、でも売られた喧嘩は全力で買え、力で叶わなかったら、頭で勝てと言ってきた。

おおー、君のこの感じ~、喧嘩売って居るんか~、売られた喧嘩は買うって分かって言ってるんやろな。

「別にそういうわけじゃ無いけど、アグリが邪魔してくるし。」それで喧嘩回避のつもりか~、まだちょっと怒りが収まらない。

この年の娘に朝から説教してどうするとは思うが、朝から私に喧嘩売っても何にも先に進めない。

何でこんな生産性の無い事するのかなー、チョットだけ自分の中で考え込む。

ここまで生きてきて、無言だったり、人に嫌な言葉を掛けるのでは問題か聞けつは出来ない。

彼女も30もとうに過ぎた年で、人に嫌な顔をしても何も変わらないと分かって居るだろうに。

そこが双極性障害の問題で、感情が抑えきれないのかも知れない、困った事だな。

お小言を言いながら、朝食を食べる、食事は楽しいものなのだが、小言を言った途端にその時間は嫌になる。

私が中学生の時期に、家に帰りたくなくて、随分遅い時間まで家に帰らなかった日が在る。

実際には生きて行くのは辛いものだと感じていて、何処かに行くと云うのも死というのも、自分の中で同じくらいの割合で会ったと思う。

ウロウロして何処にも行けなくて、その頃の友達(少なくとも私はそう思っていた)の所に行ってみた。

そこで見つかって、家に帰らされて、家で親に叱られた、叱られたと言っても、母親はキチンと話せなくて、叔母が話してくれたんだけれどね。

その時に私と向き合ってこなかった母に、私は物凄く幻滅した。

いつも、あんたの為に言っているとか話す母の言うのは、私の為だと思っていた。

それがこんな状況に成ったら、私と対峙する訳では無かったんだ。

やっと解って、いつもの言葉は私の為では無く、自分の為に話していたんだと認識した。

だから、私は自分が親になった時には、どんなに大変でも自分で対峙しようと思って生きてきた。

私が対峙するという事は、子供も簡単に対応は出来ないという事になる、それは大変な事だけど、お互いに考えるのでは無いかと思ってきた。

子育ては正解なんて無い、自分も子供も個性があって、誰かと同じには為らない。

そう考えれば、我が母の様な子育てをしても、私程度の子供にはなるし、私の子育てで我が子の様に為る。

それが全てにおいて正解で、全てにおいて不正解で、基本的に正解不正解なんて人生には無いんだと考えている。

迷った分だけ、厳しいけれど、それは自分の糧だと親の方は思うしか無いのだ。

ご飯を食べ終わると、調子が悪いのか、「ちょっとうろっとしていても良い?」と聞いてくる。

「良いよ、寝てて。」と言って、三女と掃除を終えて、その後安いスーパーへの買い物も行った。

それでも寝ているので、「ご飯食べる?」と聞くと、「食べたくない。」仕方が無い三女と2人で食べて片づけをして、三女は会議、私は文を書く。

ガサガサと音がする。

台所に行くと、次女が料理をしている。

「調子悪いなら、料理もせんでええよ。」と言って、止めようとしたら、「じゃあ、寝とった方がええの?」と聞く。

「いや、あんたが調子ええならええけど、調子悪いのに無理せんでええんよ。」と答えた。

「するわ。」と言って料理を続ける、そう言われるのなら、止めたい訳じゃ無いからな、自由に料理を作って貰う。

「鬱で寝ていると、グルグルいろんなことを考えすぎるから起きていた方がええんよ。」後で話をしてくる。

じゃあさ、寝なきゃいいのに、寝ているから、寝なきゃ調子が戻らないかと重いじゃ無いか。

ちょっとプンプンしながら、話を聞いている、双極性障害の人間と対応するのにこれが正しいのかは分からないが、嫌な時は私は嫌だというし、彼女にもそうして貰いたい。

実際、彼女は他の事はちゃんと話すしね。

大人に成った子供と対応するのも難しい。



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