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再認識している

三女が週末には彼氏の家に行く、まあそんな時期だよね~、と思いながら見ているが、チョット調子悪そうでも行ってきますと出かけた。

結婚する前に彼氏と会うのって、楽しい時期だから行ってらっしゃいと送り出す。

親や家族よりも彼氏が大事な方が良い、親は関係は終わらないが、元々が他人の関係は、大事にしなければ壊れてしまう。

カップルになるのは時間が掛かっても、他人になるのに時間は要らないからね。

離婚した時に、調停で元夫が「自分は結婚式で誓っているから、死ぬまで結婚していると思っていた。」とか言っていたらしい。

イヤイヤ、3年も別居して、私その時期の生活費も貰って無かったし、それは無理有るんちゃいますの?

彼的には勝手に出て行ったんだから、俺は何もしたくないという話だったらしい。

そうか~、何となく納得してしまった。

調停員さんは別居してるんやから、離婚したらええやんって話だけど、結婚も離婚も1人では出来やしない。

どうでも良いけど面倒だからしない、だって責任も何も無いんだもんって云うのが、彼の考え方。

そうだよな~、もう仕事も一緒にしない、生活も一緒にしない、私としては離婚の方が良いと考えても、そんな事を考える方が面倒なんだもんね。

今、幸せ絶好調の三女にはそんなの関係ね~、とばかりに週末は彼氏の家に行く。

子猫の世話も何のその、彼氏と時間が合わない時にすればいいと考えているのかも知れない。

先週末も彼氏の家に行って、楽しんでいるんだろな~と考えていたら、彼女からのラインが来た。

『熱が38度以上ある、辛い。』

そんな酷い状態でいかんでも、私はそう思うのだが、出かける時にはそれ程酷くなかったのだろう。

帰ってこいとも言えないので、ゆっくり寝て治しな~、としか言えやしない。

昨日帰ってきて、ドクダミでも食べたか~~という声だったので、大変だったんだろう。

「彼氏に手当して貰ったの??」と聞いてみた。

「それがさー、○○ちゃん(彼氏の名前)も調子悪なって、2人で寝とったんよ。」一緒に居る時間が多いから移ったのかなと考えたが、毎日一緒に居る私が問題ないのだから、偶々なのだろうな。

その三女は今日は絶対に行かなければ成らない場所が在る、住宅会社だ、一度行って契約も銀行手続きもしたのに、ため息が出る。

担当者の金額間違いなんて、問題多すぎるやろ、私なら契約自体を止めにするが、彼女は行くらしい。

「担当者が上司に言わんと問題解決するために、電話掛けてきたのやろうから、本当だったら止めるんだからと行った方が良いよ。」彼女に対応策を言ったので、彼女も強気で行く。

今日は午後からは本社に行って、会議もしてくるつもりらしい。

「大丈夫なの?」一向に治らない声に聞いてみる。

「うん、昨日よりは調子いい、行かんと家には入れへんで、行ってくる。」月末には引っ越す予定なので絶対だ。

今日は朝5時から起きていて、ご飯を食べたり、出かける用意したりして、玄関を出る。

「気をつけてね。」と声を掛けて送り出す、こんな日に風邪で酷い声なんて、神様が出かけるなと言っているとしか思えない。

次女とそんな話をしていると、三女からラインが入ってきた、おおー何だ何だ??

『近鉄人身事故や』

『ひのとりとまった』

なんてことや、これは本当に神様が行くなと言っとるとしか思えない、こんな事ある~??

『もうなるようになれー』

三女も腹を括ってこれでいくしか無いと、電車で待っていた様だ、まあ乗った電車降りる訳にも行かないからね。

大変な思いをして、着いてちゃんと手続きをしてきたらしい、本人の談ですが。

「どうやった担当者、何かいうとった??」と聞いてみた、だって間違ったんだからね。

「何か担当者も気付いて、何とかしようと大変だったみたい、銀行は支店長さんが出てきてた。」銀行や無いよね問題は。

「住宅会社の上司さんは?」この人が来てないと可笑しいよね。

「来てなかった、担当者が謝っとった、それにしても銀行の手数料の書類今日見た、普通は前に見るんちゃうの?」聞いてくる。

考えてみた、借り入れの時の手数料は借りた時にこれですって見せるんじゃないかな、会社で借りた時の例から言うと、契約時に出された気がする。

だってその分取られるもんね。

「手数料の提示はその時やろ、今日出されたの?」質問に質問で返してしまった。

「うん、今日手数料の紙を見たんやけど、前には見なかった気がする。」まあ後になる時も有るけどね、でも個人で次にこないと成ったら出すよね。

どちらにしても、何だか信頼できないのは私だけなんだろうか?

でもね、三女は新しい生活に希望を持っているから、変な事言って水を差さない方が良いのかな。

そう考えて、「だから支店長さんが出てきたのかもね。」と答えておく。

「支店長さん女性やった、珍しいね。」と三女が言って、そうか三女みたいに男女で仕事に性差が無いと考えていても、ヤッパリ珍しいと考えるんだ。

日本はまだまだ男社会なのだ、解っていたけど再認識している。



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