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うちのヤバいだんな70話公開されました

土曜日に最新話が公開されました。

cakesの終了とともに、私の漫画も完結を目指していたのですが、どうやら終わらないようです。さて、困りましたね。このままフェイドアウトして終わりを描かずに止めたいくらい、描くのが難しいから‥‥。

絶妙にバレるようにこの本を読んではいました

まるで進展もせず、今後のことを考えている様子が全くないイケメンに心の底から絶望をしていた私。しかし、ここで別れたとしても、新たに誰かと出会って結婚して、という道筋が簡単では無い事は百も承知です。

独身独り暮らし(ここまでは全然良し)、自営業で一人で仕事をしているため日常的に話す人もおらず、一日はとても静かに、そして規則正しく、ただただ過ぎてゆく。

目を閉じてほんのちょっと先のそんな自分を想像すると、【そっちの私はもううんざり】と吐き捨てたくなります。もうほんとうに、誰にも邪魔されない一人の時間には飽きたし、人生はまだまだ続くというのに、それに耐えて慣れていくのは嫌でした。

何年も経ってから、(あの時子供を産んでいれば)と後悔するのも嫌だった。
私はベストを尽くした、とか、体質的にできなかったんだ、とか、せめて理由があれば後悔しないのかも、と思った私は、出来る限りの努力をすることにしました。

とりあえず自分に出来る事は、体調を完璧に整えておくこと、くらいです。
だって、相手にはあまり言えないし、結婚もしていないし、そもそも、もはや子を持つ事に先方は積極的ではないのです。

そんな事ばっかり考えていたから、そのうちに
(とりあえず妊娠さえすれば別にもういい)と思うようになっていました。
年齢的にも焦らざるを得なくて、自分にかけた呪いのようにそれは私をがんじがらめにするのです。

結婚はいつでもできるといえばできるけど、子供は多分今がラストチャンス。私は後悔したくない、だから頑張りたい、だけど、どうやって?

昨日も明日もほとんど同じだけど、私はじりじりと老いてゆき、そしてあっという間に40代になってしまうでしょう。すっかり私は大人で、1年前も2年前もつい昨日みたいに感じてしまうほど、時間は随分と早く進むようになっていました。それでも、時間の流れを食い止める程に、今だけはきちんと日々を重ねなければならないのです、未来の私のためにも。

そんなにキリキリとして、密かに基礎体温もつけて、足先が冷えた事もないのにシルクの靴下を何枚も履いて(冷え取り健康法)自分の体調を整える私。

イケメンはいつも、歯ぎしりしながらがっつり寝るだけ。

ああ・・・・・。どうやってこの人を騙くらかして、妊娠にもっていけば良いものか。

そう、もう 騙くらかす方法を案じるばかりなのでした。

そして、(この人は私が騙くらかそうとしている事に気がついていないんだろうか?) とたまに不安になったけど、気が付いていないのか、気が付いていない振りをしているのか、私には全然わかりませんでした。


☆☆☆☆☆

さて、次回がcakesでは最終更新になります。
いろいろ描きにくくて困りますが、今週はアマゾンのプライムセールがあるので、それを楽しみながらネームを頑張ることにします。

では皆様、読んでくださってありがとうございます~。

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