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短歌

いつになく忙しい休日の午後に休日の友の通り雨
日曜の素顔さえ収まりゆく午後の傾聴 テーマの音階
依存という境界線の欄干を靴音もなく過ぎゆく末路
空気よむ手持ち短歌の行く末に織りなしていく縁なき出会い
気も漫ろゆえになみだが出ない冷酷な我思うさえに我あり
恋でもしよか軽々と焼き鳥 取り とり外し誤魔化し口籠る
憎まれぐちたたく扉を磨りぬけていくのです硝子のハート