My 小説の内容紹介動画 (純文学系からミステリー作品まで、映画風PV に仕上げてみました。)

社会派サスペンスPHASE シリーズの著者、小説家 悠冴紀(はるか さえき)の出版作を、映画風にまとめて紹介しているプロモーションビデオです。

 ロシア人のサッカー少年二人を主人公に、密接な共依存関係を描いた異色の友情物語(純文学系の処女作)『クルイロ~翼~』に始まり、カルト教団との攻防戦を描きつつ、人間心理や社会の闇に斬り込んだ衝撃のダークミステリー(インテリジェンス系小説)『PHASE』。そのスピンオフ小説で、裏社会のカリスマ登場人物たちがヨーロッパを舞台に暗躍する緊迫のサスペンス『JADE ~表象のかなたに~』。更には、その後日談として誕生した、切なくも美しく、また危険な香りの漂うシリーズ第三弾『翡翠の神話(ミュートス)』について、多少のネタバレ覚悟で紹介しています(^_^;)

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注:私の小説に、完全無欠な主人公による勧善懲悪な物語や、人に優しいだけの無難な物語などはありません。どの作品にも毒気や泥臭さがあり、魅力的ながらも大いに問題のある灰汁の強い登場人物たちが、時に取り返しのつかない過ちを犯したり、ゾッとするほど危うい側面を発揮したりしながら展開していく際どい物語であり、読み手がその言動に違和感を覚えたり、「さすがにそれはちょっと……汗」と疑問を抱いたりするのは、正常な反応かと思います。

 というより、むしろそこが私の作品ならではの醍醐味で、リスク・シミュレーションによる寓話の類いです。現実世界で実際には起きてほしくないような事柄、繰り返されてほしくないような事柄を、誰も実害を被る心配のないフィクションの世界に見ることで、首を傾げて何かを考えるきっかけにしてもらったり、倫理的問いかけを残してもらったりすべく、あえてしばしば黒い描写をする異端な書き手です。

 なお、特定の登場人物の意見や主張が、100%そのまま作者である私の価値観を反映した「作者の信念や言いたいこと」というわけではありません。また「こうあるべき」という、お手本に最適と思われる在り方や行動選択、理想の人間像などを描いて、独善的な目線で読み手をその向きに導こうとしているわけでも、無論ありません。

 そもそも著作者の観点はもっとずっと後ろにあり、あくまでフィクションとして創り込まれた作品全体を、大局的かつ客観的に見渡しているものなので、作品の中に現実の存在である作者を見て取ろうとすること自体、無意味です。

 そのあたりを踏まえた上で、ある程度の覚悟をもってご覧ください m(_ _)m


(↑ 作中に自分の価値観と逆行する事柄が書いてあるからといって、作者に対する思想矯正のようなことを怒り口調で書きなぐり始めた筋違いな人物を、残念ながらこのnote上で見かけたもので、こういう面倒な注意書を追加せざるを得なくなりました m(_ _)m 作品批評は自由ですが、現実とフィクションを混同した上での価値観の押し付けや人格否定は、愚行以外の何ものでもありません。

 もっとも、大抵の皆様には不要な注意書かと思いますので、該当者以外はこの部分をスルーしていただければ結構です m(_ _)m)




悠冴紀の公式HPはこちら▼
https://www.saekiharuka.com/

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