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私はこれでミスをなくしました ~システム思考~

この方法を始めたら半年くらいでほとんどミスをしなくなったので紹介します

具体的な方法

1. ミスをしたら、何をミスしたか日誌にメモをとっておく
2. あとで落ち着いたら、そのミスひとつひとつについて、原因を詳細に書く
3. 最後に対策案を書く

この手順を続けていたら、最初は毎日のようにミスがあってそれを日誌に書いてはあとで原因と対策案を書くという作業を行っていたが、次第にミスが減り、半年後には書くことがなくなってやめた。

具体例

以下は自分が実際につけた具体例だ。はずかしい。

20XX/05/11
ミス1 Git問題
・pushの際に直接PX-108xxにpushしてしまった。リモートのブランチではなくて。Gitbacketの意味がない。
・GitBucketでPullRequestの後マージボタンを押して、変なマージがされてしまった。
解決策
・作業するときはすぐにローカルでブランチを切って、かつリモートにpushしてしまう。
・GitBucketのPULLRequestでマージボタンを押さない。マージ元、マージ先を間違えない。
20XX/05/12
ミス2 タブ置換問題
・タブを4文字スペースに置き換えるのはサクラエディタで行った。検索して一個一個置換。
・しかし単にタブ\tを4文字の空白にしただけ
原因
・タブの意味を理解していなかった。タブというものは4文字区切りにしてくれる。aという文字のあとタブを入れると、3文字空白が入る。つまり、aと合わせて4文字になる。つまり、最終的には、文字の始まりは必ず4の倍数となる。
解決策
・フリーのツールを使うべきだった。○○さんは言っていたらしいが聞き流してしまった。
・1個1個置換する意味について聞くべきだった。自分のやったことなら一括置換でいい。
・意図の理解不足

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システム思考?

この手法のことを同僚に紹介したら、「システム思考ですね」と言われた。システム思考ってなんだっけ?ググる。

氷山モデルのことを言っていたのかな。下図とその説明は画像は上記サイトから拝借。

氷山モデル

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氷山モデルとは、物事の全体像を4つの階層に見立て、根本的な原因を探るフレームワークです。上から順に、表面にあって注目されやすいできごと、繰り返し起こっているできごとに見られるパターン、パターンを生み出している構造、そしてその構造の根底にあるメンタルモデルに分けて考えます。
M家の家事分担問題を例にすると、できごと: 妻の家事の負担が大きい
パターン: 夫に家事を任せても、妻がしびれを切らして先にやってしまう
構造: 妻が先に家事をしてしまうので、夫の家事への意識が下がる
メンタルモデル: どれくらい家の維持管理度が下がったら家事をするかの価値観が異なる
のような具合です。

この氷山モデルでこの記事で紹介しているミスをなくす方法を説明すると、ミスというできごとが起こる。それを日誌にメモをとる。収集をしてパターンがわかってくる。あとで原因の分析や対応策を考えることで構造やメンタルモデルがわかってくるといった感じか。

感情を分離する

この手法のポイントはミスをしたらすぐメモをとるが、それを振り返って原因や対策を考えるのはあとで落ち着いてからという点かもしれない。つまり、ミスを起こしたことによって発生する感情が治まってからの方が感情とできごとを分離して冷静に分析しやすいのだろうと思う。

以下は同じ同僚のコメント。

ミスを繰り返す人は原因の分析が甘い傾向がありますね。
ミスをした時に、怒り出す(自己防衛)、落ち込む(自己嫌悪)など現れ方はその人の特性によって様々ですが、取り敢えず、反省した雰囲気と謝罪で、その場限りで終わってしまって同じこと繰り返すイメージです。沸き起こってくる感情と、原因と結果、それぞれを分離して整理しないと、同じこと繰り返しますよね。

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私はこれですぐ怒ることを減らしました

さらにその同僚は私がミスを減らした方法と似たような方法で怒ることを減らしたそうです。つまり、この方法は、ミスだけではなく、感情のコントロールにも有効だといえそう。

イラっとしたときに何にイラツイたかメモをとる。
後で振り返って見る(自分の感情を客観視する)

大抵の場合、怒っても解決することなんて一つもなくて、怒る必要無いなって自分で思う。慣れてくると、メモらなくてもイラっとしたらその場で「これ、怒る必要あること?」って心の中で問うと怒らなくてすむ。

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ミスをなくしたい方、怒ることを減らしたい方、その他減らしたいことがある方は、ぜひこの方法を試してみてください!

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